2007年06月27日

あのドラマ見ました!!P

ドラマ「特急田中3号」第11話感想一人突っ込み その2
自分への夢を叶えるために家に帰って机に向かう田中くん。
その姿をお父さんが見にやってくる。
こんな子どもの姿がいつまで続くのかなんて思ったりするんじゃないかな。
夢への努力を一場面の演出で描いているけど、
実際は夢にたどり着くまでにそれ以上の努力が必要なのだから。
しかも田中くんはまだ第一歩を踏み出したばかり。

「オレは最高の友達と本気で同じ夢見てんだよ。
父ちゃん大学行かせてくれて有難うな。
あんな三流(産流)大学だけどあいつらに出会えて本当に良かった。」
目を輝かせてこう言う息子に父親は
「そうか、だったらやるしかねぇな。オレも次郎と本気で頑張る。お前も本気で頑張れ」
と言うしかなかった。
田中くん、短期間だけど多々のトラブルで成長したよなぁ。
「大学行かせてくれて有難うな」なんて親子間の関係がともに見えてこないと
安易に言える言葉じゃないと思うよ。

で話はその3年後の妄想に入るわけで。
TMHトラベルで活躍する男性レギュラー陣の姿が描かれるんだけども、
その旅行会社の壁に貼られている観光ツアーのポスターが細かいなぁって思った。
タイガートラベルにも貼ってあったポスター。
その時は別に世間でありふれているポスターを手配して貼ってるようにしか
自分は恥ずかしい話だけど見てなかった。
今回は「サロンカーなにわで行く……」「木次線スイッチバック……」という
花形くんと桃山くんというごく限られた人にしか思いつかないような内容の
ポスターになっていてドラマの枠を越えて実物としても気付かないような
出来上がりになっていたからそれに驚いてしまった。

だってドラマでたかだか主人公の妄想の1シーンで気付かなければ
どうでもいい背景だと思う。そこにそれだけ神経注いでいる人がいるんだもの。
簡単に出来るものじゃないと思うんだよね。自分はそう。だからなおさら。
そして実業家になった田中くんのもとに舞い落ちるアルコンハンカチ。
ここでも第1話を連想させるような演出がわざとらしいんだけど、
それがまた凝ってるよなぁって思ったりする。

妄想を語る田中くんに
「良い話だねぇ。是非本当にしてもらいたいもんだねぇ」というお婆さん。
「大丈夫、運命で結ばれた二人には思ってもないことが起こるの。それを信じなさい」とも言う。
結局、お婆さんはホラ吹きと役割設定されているけれども、常人では信じられない事を
普通に現実のものとしてるから「ホラ」って思われてるだけで、
実際はジョージと付き合っていたりするのをはじめ、
ただの「ホラ吹き」ではない気がする。
この作品でお婆さんもキーパーソンだと思う。
「嘘も本当にしてしまえば嘘でなくなる」って言葉に代表されるように
夢ってのは所詮「嘘」なわけで、(叶えられなければ嘘で終わってしまう)
それをどうやって本当にさせるのか田中くんにあれこれ背中を押すのが
お婆さんの役割なんじゃないかなぁ?

延岡で仕事に励むメーテルのもとに花形・桃山両氏が
田中くんが捨てたプレゼントを送る。
些細な口論で今まで捨てなかった時計を捨ててしまったことが
この事へ伏線になってるなんて心憎い演出だなぁ。
中身は特注の時計。「いつか俺の特急列車に乗ってくれないか」の言葉とともに。
時計はどうしたのかっていう10話冒頭の会話がここでつながり、
OPで走ってる特急列車もここで登場。北斗星の切符も同封してた。

そんな事を当の田中くんは知ることもなく、カフェ&バーステーションへ舞台が変わる。
いずみ「あ、その切符(北斗星)照美さんに送っちゃったそうですよ」
田中「え、何!?何だよそれ。なに勝手なことしてんだよ。大体照美くん今延岡なんだよ」
ここで桃山くんの超人的時刻表乗り継ぎの台詞がある。
彼は航空機まで把握してたりする。

田中「迷惑なんだよ。迷惑。頑張っている照美くん邪魔してどうすんだよ。
  大体オレが歯を食いしばって我慢してるのに余計なおせっかいなんだよ」
花形「お前だって余計なおせっかいばっかりしてきたじゃないか」
というわけで、最終回を盛り上げる花形くんと桃山くんのサプライズ。
田中くんのお株を奪う演出とこのセリフは今までの積み重ねがないと
たどり着けなかったんじゃないかな。

そして出発時刻が近づいて、九州からの飛行機がストップしていることが明らかに。
桃山「余計な期待させて悪かったな」
田中「バカ言うなって。期待とかしてないから。かえってホッとしている。
だって来る気あんのかどうかもわからないしさ、それよりほら、今旅を愉しもうよ。
せっかく北斗星の前にいるのに写真すらとってないじゃん」
空元気を振りまく田中くん。最後までそういう素振りが変わらない。

北斗星が出発。
はしゃぎ様もさることながらどこかぎこちない5人の雰囲気って出てますね。
仙台へ着いたところでメーテル登場。
実際にブルトレを新幹線で追いかけたことあるから自分は驚かなかった。
気になったのはグランシャリオへと桃山、花形、理子、琴音が出て行ったあとで
田中くんが一人残されるシーン。
ガラスに彼の姿がハッキリ映し出されて話が進んでいくのが
狙ってる演出っぽく思えたけど、実際はどうなんだろう?

結果的に彼の姿が映っているのか、映すために何かやったのかってのでも
物事の捉え方って違うと思うんだけど……。
確かにそういうのがなくてもメーテルとの再会っていう話は見せ場であるのは
変わらないんだろうけどさ。

メーテル「よっ!」
田中「何で照美くんここにいるの?」
メーテル「鉄道はこれくらいの風じゃ休まないのよ(以下略)」
田中「すげぇ」
メーテル「時刻表は全部頭に入ってるもので」
桃山くんを真似たメーテルの言い回しに大笑いしちゃった。
思えばさも当然のように桃山くんを演じている秋山さんは
こういう台詞を何度もこなしているけど、
自然に脳内から出てくる言葉じゃなくって、意識して演技として言葉を出してるわけだ。
役者さんはスゴイよなぁ。

田中「キター!!やっぱり照美くんテツなんじゃん」
メーテル「実は。お父さんを鉄道にとられた気がして認めたくなかったんだけど、
田中くんと出会って私も自分の気持ちに素直になることにした。私は鉄道が好き。
田中くんも好き」
田中「い、いや、オレも好きだよ照美くんのこと。世界中の誰よりもオレが間違いなく
一番絶対永久に好き」
メーテル「ありがとう」
田中「照美くんその時計……」
メーテル「今度こそ正真正銘のペアウオッチだね」
田中「オレの特急列車に乗ってくれるの?」
メーテル「ノンストップでお願いします」
そのあと、4人は戻ってくるでしょう。そういうドラマです。これは。

舞台はロビー室へ。田中くんとメーテルが遠距離恋愛になるってことから
「何言ってんだキミたちは、え?あんな?月とか火星とかまだしも、
オレみたいな大物にとって九州なんて遠距離でも何でもねぇ。
照美くん。寂しかったらいつでもオレを呼べ。
照美くんが例えどこにいようとも特急田中はいつでもかけつけるから。
だって線路は日本中どこの駅にもつながってるから。
よし決まった笑顔イタダキ!!」
っていう田中くんのセリフと男性3人のじゃれあいで話が終わり
「喜びの歌」へと入っていくんだけど、
函館駅でED79からDD51への機関車付け替えのシーンも出てくるよね。
ここで彼らが騒ぐ。
おそらく北斗星1号で物語が進んでいるから、
函館駅でのこのシーンの撮影ってのは4時半前ってことになると思うんだ。
取り直しとか出来るとかは別としてだけど。
そういう早朝にここまでテンションあげて演技ができる6人ってのはすごいし
限られた停車時間内でこれだけの撮影を色々と手を回していてもこなすっていうのは
プロだから当たり前ってわけではないと思った。
(自分の場合は起きてすぐ寝ちゃうから)

でもこのシーンがリアルタイムだと
ロビー室で「九州なんて遠距離でも何でもねぇ」っていう田中くんが語るシーンは
4時前じゃないと話が成り立たないんだよねぇ。
その時間に自分はとても騒げません。

そして物語は終わるんだけどもやっぱり不満
三島くんと田中くんは違うんだ!!ってのがハッキリしなかったこと。
「いつでも駆けつける」なんて事を口に出すのは簡単だけども、
実際にそれをこなすというのは並大抵な事じゃないと思うんだ。
そういうのを越えていく過程が描かれないで、
田中くんとメーテルの“壮大なラブストーリー”が軌道に乗り始めたところで
話が終わってしまうのは納得できないなぁって思う。
スタートラインに着くまでは三島くんにも出来たことなのだから。
それからメーテルを幸せにして自分の夢を叶えるっていうのは
彼には出来なかったこと。
それを田中くんが叶えて(叶えようと尽力して)初めて、彼は違うんだと思える。
無神経だけどそういうことかな。

ドラマでメーテルは「延岡」が赴任地になってるけど、
田中くんは起業資金を貯めるアルバイトをしている段階で
どれだけ自分の体力やおカネを費やして彼女のもとに駆けつけることはできるってのは
ハッキリ言ってアヤシイと思う。

一方で花形くんのセリフ「じゃあその目標を3年後のお前も持ち続けられるのかよ」
そういうのもドラマは答を示してない。

起業という段階に至るまでに数々の障害ってのが待ち受けてると思うんだ。
そういう中で田中くん、花形くん、桃山くんの3人が一人でも挫けることなく
TMHトラベルの創業にたどり着けるのかっていうのも
希望を奪ってしまうドラマになってしまうかもしれない。
それでも描いて欲しいと思う。

そして個々の仕事の中で6人で再び「北斗星」に乗り、
この第11話を懐古するような話を描いて欲しいです。
同じものを積み重ねるってのは自分は嫌いではありません。
過去が積み重なって今を造り上げ、将来を拓いていくのだから。

てなわけで臨時特急田中81号とか根拠なく期待してます。
死者に鞭打つような感想。

逆に「もう満足です。」それで終わりにした方が良いのかなぁ?

自分は死んでも「特急列車に乗ってくれ」とはいえないなぁ。
頑張っても快速列車がいいところかな。
多くの特急列車に追い越されたり、途中駅で長時間停車したり、
車両トラブルが発生したりといいことない列車。
世の中満員状態で走る列車もあれば、ほぼ空席に近い状態で走ってる列車もある。
目的地を目指しているのは変わらない。
言い逃れ?そうかも。

スタッフのみなさまお疲れ様でした。
そう言いながら続編期待してるのは
本当にそう思ってないからかもしれません。ひどい。
※愚考だから!!本気にしないで下さい。制作者の意図と関係ないです。
posted by 小林 慶太 at 19:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 特急田中3号 感想概略 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月26日

あのドラマ見ました!!O

ドラマ「特急田中3号」第11話感想。一人つっこみ。
しっかり1時間で終わってたね。肝心なところ削られてたりした気がする。
で、三島くんの肩を持ってるわけじゃないけど、
彼もまた田中くんと同じようにメーテルとの「遠距離恋愛」に入ったわけで、
田中くんは彼とは違うんだぁ!!というところが出てこないのが残念。

そういえば6人で鉄道に乗るっていうシーンがしばらくなかったんだよねぇ。
色々なトラブルが個々に降りかかってきていて。
それだけに6人で北斗星に乗るっていうのは特別なものになってたんじゃないかなあって
思ったりする。

そしてキーワードは「あの日と同じ場所」かなって思ったりする。
あの時、そんな事があったよね。そして今は……、これからは……、
そういうのを連想させたりするところ。

そのためには個々が縁りを戻さないといけないわけで、
琴音嬢がわざわざ大学まで来て桃山くんに謝ることに。
琴音「あの〜、私、桃山さんの事情も知らずにひどい事ばっかり言っちゃって、
本当に悪かったなーって思ってて、ごめんなさい」
桃山「どうしたんだよ。謝ることない。
琴音ちゃんは何も間違ったこと言ってないんだからさ。
オレの事情と琴音ちゃんが誰と付き合うかってそれは別問題。
君は正直に生きればいい。彼氏格好いいね」
琴音「見てたんだ」
桃山「いいよ。もう、オレになんか気を遣うな。一流商社の社員なら就職の決まってない
オレなんかより全然いい。それよりも桃山さん早く自分で道見つけなきゃ、やばいよ。
わざわざありがとうね」
琴音「うん、じゃあお邪魔しました」
表面的な言葉だけなら謝罪は済んだってことになるわけだけど、
全然二人の本心を体現した言葉じゃない。
世の中、こういう会話ありふれてません?
主人公田中くんの家って口げんかばっかりなのに
それでも家族としてやってられるっていう光景がドラマで描かれているけれども、
それだけ個々の真意が言い合うことができて、衝突できる信頼関係ができてるってことのような気がする。
そんな対人関係を対照的に思ったり、自分の周辺をえぐられてる思った。

田中くんは用意してたプレゼント持ってて橋の上。川面が映し出される。
まさか捨てたりしないよな……って見てた。
第4話で腕時計をゴミ箱に捨てたメーテルに「捨てんなよ。まだ動いてんぞ。コレ」って
言った田中くんにはプレゼントを捨てて欲しくなかった。
捨てなければ絶対に物事にはチャンスがやってくる、
そういうメッセージを込めてるような演出にして欲しかったから。
とりあえず、この場面ではプレゼントは川の中へ投げ捨てられずに済んだけど。

メーテルと別れた田中くんは新たな目標を立てることにする。
それは自分たちで旅行会社をつくり
「オレは絶対世界一の社長になってやる!!」ってもの。
タイガートラベル閉鎖のあとに悩んだ時と同じ場所で話を持ちかけさせる演出が
制作者側のこだわりだと思ったりする。

そして最終回の導入部は終りタイトルへ、と思いきや、
あれ?「喜びの歌」は!?
最終回はどういう舞台になるんだろう、誰が出るんだろうとクレジットでわかるだけに
いきなりスポンサー提供のクレジットになって調子狂う。

最終回も第1話と変わらない田中くんは健在。
「行きたい会社は大体落とされてきたんだろ」なんていくら親しい人でも
自分の土俵に引っ張るためでも僕はとても言えない。
逆にそれだけ桃山くんや花形くんを信頼してるんだろうけどさ。
「二人はもう出会ってんだよ。とっくに。やりたい仕事とも。一緒にやる仲間ともさ。
何で真面目に考えない。
やりたい仕事やるために他の会社全部断ってきたんだろ花形さん、
自分の力で生きるチャンスだろ桃山さん!!」
二人を引っ張るテンションの高さは本当にスゴイ。
そして反論す花形くん。この二人が意見ぶつけ合う姿も最終回まで変わらなかった。
花形「いい加減にしろ田中、就職は一生の問題だぞ。
一時の思いつきに巻き込まないでくれ」
田中「思いつきって何だよ!!」
花形「じゃあその目標を3年後のお前も持ち続けられるのかよ!!
照美さんに好かれたかっただけの俄かテツのお前が、
僕達が卒業したら誰と鉄道に乗る?
卒業までの3年の間に考えも変わるさ。軽はずみな事は言わないでくれ!!」
田中「照美くんの事はもう何も関係ねぇ」
桃山「じゃあお前がいつもこのカバンに入れて持ち歩いてるコレは何だ!?」
田中「こんなもの捨てるつもりだったんだ」
花形「だからそれが軽はずみって言うんだ!!」
田中「お前達に何がわかるっていうんだよ!!」
橋の上でも捨てなかったプレゼントを些細な口論で捨ててしまう田中くん。
「お前達に何がわかるっていうんだよ」っていう台詞も
花形くんがよく田中くんに言ってた気がする。自分にはそういう印象があった。

その後は加藤ローサさんの演技でしょ、ってくらい荒川の回想が良かった。
あれ、あの場所は……って見ている自分まで回想シーンなくても思い出させる
雰囲気出してたもの。
そして今はもう戻ることがないんだって現状認識をしているような印象を受ける演技に見えた。

琴音嬢は田中くんの退学申請を知った桃山くんの前に再び現われる。
桃山「どした?何かあった?」
琴音「あたし、今の仕事辞めようと思ってて鹿児島に帰ろうと思ってるの。
  今まで色々ありがとう」
桃山「だって会社には彼氏もいるんだろ?」
琴音「その人にはもう振られたの」
桃山「何だそれ、この世には琴音ちゃんを振る男がいるんだ。信じられないな。それ。
  もしそいつのせいで会社に居づらいんだったら、オレが話して来ようか?」
琴音「ううん。あたしの問題だから」
桃山「けどオレはまだ早まんない方がいいと思うよ。
琴音ちゃんオレに言ってくれたじゃない。色々あるけどがんばれよって」
花形「わざわざ来てくれたんですね」
琴音「こういうことはあたしから桃山さんに伝えた方がいいって田中くんに言われたから」
他人事だからなんだけど、良い人の枠から桃山くんも抜けられないし、
琴音嬢も言うことが婉曲的だよなぁ。
それが世田谷線沿いの喫茶店(?)のシーンへとつながるんだろうけど。

突拍子もない夢へ駆け出した田中くんを追いかけてきた桃山くんと花形くん。
僕が印象に残ったのはこの3人の会話もさることながら、荒川土手の風景と空。
今やCGとか使えば天候すら自由自在なんだろうけど、
制作者側はこの空さえも意識して配置してたりするんじゃないかなぁって。
レギュラー3人のシャツは白。土手は緑。そして空は青みがかった白。
その色が映えててさ。田中くんたちの台詞を思いっきり体現したような景色で。
真実なんて知らないけど、実際はこんな天気を待って撮影してたりして。
偶然の産物なのかな?

そして次の会話から「喜びの歌」に“止まらねぇ”って台詞(詩)が入ったんだって
ようやくわかった。自分鈍いなぁ。ただのタイアップだと思ってたよ。
ひょっとしたらこういうシーンが想定されたところで詩が入ったのかな?
最初は歌にそんな台詞なかったし。

田中「オレはもう走り出したんだよ。
  道は確かに険しいかもしれないけど、三人で夢追おうよ。
  桃山さんぐらい時刻表に詳しい人がいて、
  花形さんぐらい車両に精通してる人がいて、
  オレみたい図々しく営業できる奴がいれば絶対成功するから。
  成功しないはずがない。ポジティブに考えよう。楽しい事だけ考えよ。
  じゃないとやりたい事もできないって。
  確かにオレは俄かテツで全然詳しくないかもしれないけど、
  旅をする喜びは知ってる。みんなと列車に乗った思い出は胸に焼き付いてる。
  その喜びを色んな人に伝える仕事ができるなら俺は最高だと思ってる。
  ま、オレの気持ちが止まんねぇっつうか」(以下略)

桃山「参った。参るわ。こんなさ馬鹿な男に一人で会社つくらせていいのか花形。
  オレ心配だなぁ。オレ放って置けないかもしれねぇなあ」
そう言いながら手を差し伸べる桃山くん。田中くんと桃山くんの視線は花形くんに。
花形「引きずり込む気か。僕はもともと安定志向の人間なんだよ」
田中「そっか。やっぱ花形さんムリか」
花形「誰がムリだって言った?僕がいなきゃ会社は安定しないだろ」
こうして三人の「夢」へのレールが敷かれる。
ありきたりで所詮ドラマかもしれないけど、こういうのって羨ましいと思うよ。

田中「うっしゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
花形「やると決めたら僕はけっこう厳しいと思うから覚悟しておけよ田中」
桃山「やると決めてもオレは結構ぐうたらだからそこも覚悟しておけよ田中」

こういう対照的な台詞使ったギャグも好きです。
最後までわざとらしい演出が盛り込まれていて、
それが実際の人間が演技で体現してるのが面白い。
花形くんと理子嬢の「で、君の事なんだけど……」のあとに
言葉に詰まる花形くんの背中を理子嬢がポンと叩くとようやく台詞が出てくるってところとか。
桃山くんが世田谷線で「一緒に北斗星乗りたい」ってボードを掲げている
琴音嬢を目撃して大慌てでお店を出て駆け出していくシーンとか。

でも結局は面と向き合うとなかなか言葉が出てこない桃山くんと琴音嬢が
どういう会話を交わして縁りを戻したのか、本編で出てこなかったのが残念。
やっぱここが桃山くんと理子嬢で二度すれ違ってるだけに大事な場面でしょ!?
そんなの描かせるのは野暮!?
縁り戻したのは想像するに難くないけどさ。

そして田中くん。
結局はこんな事を思いながらメーテルを追っかけてたってことが本人の口から出てくる。
メーテル自身は暁星商事の正社員目指して求道的に
仕事に対して夢を目指して進んでる。
そういうのに劣等感も感じてた。
(メーテルは仕事に夢を見出すことで、一方の現実から逃げてるわけだけど)
「でもオレ自身本当に自信なくてさ、照美くんに話せる夢や目標何もなかったから」
「いやでもほら考えてみればさ、オレ達の関係ってオレが一方的に待ち伏せたり電話かけてるだけで
照美くんから電話なんてかかってきたこともないしさ。
オレが余計なことするぐらいならいっそこのまま……」
色々考えると田中くんの存在ってのは彼女の夢の障害に過ぎないってことなんだろうね。
それをなんだかんだ本人はごまかして来たんだろうけど、
自身がそれをごまかしきれない事態になってしまった。

そんなところに「俺のヒロイン」から電話が鳴るわけで。
この辺の演出もわざとらしいけど。
でも田中聖さんと栗山千明さん、お二人とも実際に口に出してる台詞以上に
言いたい事はたくさんあるんだ!!っていう雰囲気を出してる演技が光るよ。
この後、田中くんは走り出してしまうけど、これもまた空が印象に残るんだよ。
最終回は台詞だけじゃなく、そういう細かいところが偶然の産物には
全然自分の目には映らなかった。
意図的なものだとしたらやっぱりスゴイよなぁ。
それにこだわってる人もいるんだろうし。
 
信じられなく長い文だけど続く!!
※制作者の意図と関係ないです。
愚考だから本気にしないで下さい。

台詞引用長いよね。
ブログにするのに一応書き留めてる。
脚本の方はこれ以上の台詞を意図的に書いてる。
役者さんは僕がやっとこさメモってる台詞を
見ることなくカメラの前で演技している。
ま、その他色々。
手間かけて感想かいてると
当たり前のように見える光景がいかに大変なのか
ほんの少しだけど見えて来るような気がした。
(しただけだから。一円の得にもならないし)
posted by 小林 慶太 at 23:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 特急田中3号 感想概略 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月22日

あのドラマ見ました!!N

ドラマ特急田中3号第10話感想。一人突っ込みだ。
面倒だから1話完結。すさまじく長い。

そんなわけでとりあえず第10話結論。
世の中自分と一緒にいれば相手も幸せになれる!!って本気で思える!?
そんなところ。
そして誰かの夢が叶うってことは誰かの夢が奪われるってこと。
そういう中で叶えるべき夢ってのはどれだけの価値があるって思えるかってこと。

「あれ?時計は」「捨てちゃった」「2つともか」「うん」
こんな会話が田中くんの最高のプレゼントを特注で手配したっていうの
伏線のような気がするんだけども……。
そんな田中くんとメーテルの前に
「今のがファーストキッスかしら」と現われるお婆さん。
この人は毎度の事だけど一体何者なんだろう?

田中くんの目標は「すげえ男になって日本一の女と結婚する」っていうものだった。
メーテルをして「大変だね」と言わせるもの。
でも彼は弱気な声で言う。「もう見つけたから」と。
日本一の女ってのがメーテルなのは言うまでもないけど、
彼自身にとってもう一つの条件「すげぇ男」っていうのが実現してない。
よくよくメーテルと親密になればなるほど、そういうのが現実的な問題として
彼の前に立ちはばかったりする。
「今は仕事で精一杯だから。あたし、一人前のオトナになりたいの」
メーテルは言う。一人前のオトナってのは何だろう?

舞台はカフェ&バー ステーションへ。
そういえば「旅を語る会」っていうサークルは桃山くんと花形くんだけじゃなかった。
っていうか彼らがサークルメンバーだったの!?
「旅を語る会の同志達じゃないか!?」わざとらしいけど。
まさか南田氏再登場するとは……。
加えて「しかも女子は筋金入りの鉄子です。」って言ってる“鉄子の旅”の
シャツを着ているのはあの人じゃないですか!?
そんな中で田中くんは桃山くんを励まして言う。
「オレを見ろ!!何度もフラレたが今じゃ照美くんと家族ぐるみの付き合いだ。
つまりチャンスはいくらでもあるっつー事だよ」
何だかんだ強がってた田中くん。「何度もフラレた」って心底では思ってたりするんだね。
こんな会話でそれを知った。

物語の前半部は「夢」っていうのがキーワードで話が進んでたと思う。
地味にクリーニング店を続けていたお父さんには
東京一のクリーニング屋にしようっていう夢があった。
いや、今もそこへ向けてお母さんと別れたあともずっと足を一歩一歩
果てしなく遠い道のりであっても進めていたんだ。
花形くんと夢を語った島岡氏は「君の気持ちを裏切るような真似はせんから」
そういう言葉を花形くんにかけ、大手の引き抜き話に自分の追う「夢」と実生活の
狭間で揺れていた。
二人の描く夢っていうのは壮大なんだけれども、
外見からするとパッとしたものじゃない。
でも壮大なものなんだってのを断片的に思わせる表現がところどころにある。
少なくとも自分にはそう思える。

そんな中で「すげぇ男」という漠然とした夢をどう実現するのか悩んでいる田中くん。
月刊クリーニングマガジンなんて雑誌まで持ってるし。
桃山「なんだお前、親父さんの店継ぐ気になったのか?」
田中「バカ言うなよカッコ悪い」
桃山「カッコ悪いって何だよ。お前、最近はよく手伝ってたろ」
田中「でもさ、オレはこう世間をあっと驚かすような  大物になりたいわけだし、
  予め敷かれたレール?の上を乗せられたくないみたいな話もしてたわけじゃん。
  今さら祖父ちゃんから続いてる家業を継ぐなんてみっともないよ」

カッコ悪いって何だよって言ってるのが桃山くんで、
次からいうセリフは花形くんじゃなければなければいけないんだと思ったりする。

桃山くんはホテルチェーンの御曹司(一応)なわけで、そういう境遇を知っている人が
細々としたクリーニング店を継ぐっていう事をカッコ悪いって考えている人の
価値観を否定するから。

花形くんのセリフは桃山くんでもいいのかもしれないけど、
3人が居合わせる中でこういうやりとりをする。
そういうのも意味があるように思える。
花形くんのセリフが待ってる。
「見っともなくなんかないよ。
言っておくけど田中、レールは最初から敷かれてたわけじゃない。
人間が荒野を切り開いて一本一本大変な思いでつないでいって
それではじめて一本の線路が出来上がるんだ。
想像してみろ。そのレールに込めた夢や希望を。
列車だってレールに乗っただけで動くわけじゃない。
改良に改良を重ねてやっと完成させた動力を稼動させて
駅員さんや運転士さんが色んな人が力を合わせてそれがはじめて動くんだ。
レールの上を走り続けることは自由に荒野を往くことよりも
もしかしたらよっぽど素晴らしいことかもしれないぞ」
鉄道を具体例にしたセリフは数多いけれども、このセリフが一番秀逸。
背景に映し出される鉄道風景がそれをより深いものにしてると思う。

実際にレールの上を進むってのは「大した事ない」。
同じ事を繰り返すってのは進歩がない。
そう思われることは多々あれども
多々な条件がその中に加われば決して大した事じゃない。
このセリフはそういうのを語りかけてる。

桃山「それにあれだろ、田中が継ぐんだったら今のままじゃ終わらせないんだろ。
ん、どうせだったら日本一、いや世界一のクリーニング屋さんになるとか言うんだろ。
な、だってお前世界一の社長だからな」
人の思い描く将来の姿ってのは日常の姿がダイレクトに反映されるものじゃない。
将来を思い描き、日常を些細ながらも積み重ねていく夢を持ってそれを進む事、
それが「すげぇ男」の姿に重なったんだと思う。

田中くんはこの将来の夢に手応えを持ってお父さんに話を持ちかけるわけだけども、
野球を失ってしまった次郎くんがお父さんの夢を継ぐことを決めたことを知る。
しかも「久々に次郎の元気な顔見たよ」と言われ、
本人の次郎くんには
「兄ちゃん、オレ、決めたよ。これで兄ちゃんも遠慮なく世界にはばたけるね」とまで
言われてしまえば、夢を断念せざるを得ない。

本当に?小さいお店だけど、兄弟手をとり合ってクリーニング店を切り盛りするって
考えもあったと思う。でも世界へと背中を押してくれる弟の姿にやはり兄はそういう事を口に出せなかったんじゃないかな?
こうして弟の夢を叶えるために兄は思い描いた夢を捨てることになってしまう。

そして曉星商事では巻田主任が延岡への出向をメーテルに持ちかける。
「君の熱心な仕事ぶりが認められたんだよ。おめでとう」
「え、延岡ってあのJR九州日豊本線沿いのあの延岡ですか?」
普通、メーテルみたいなリアクションしないってぇ。
やっぱり鉄道好きなんだってのを演出してるんじゃないかな?
そんなのはさておき、メーテルの夢、仕事で認められたい、
一人前のオトナになりたいという夢は一歩現実味を帯びる事になった。
でも夢へと近づく事で失うものは何だろう。
具体的には出てこないけどメーテルは悩む。
加藤女史は「巻田主任のため」に彼女の背中を押す。
「田中くんなら目の前にチャンスがあれば自信がなくても自信ありますって
言い張って立ち向かうと思うな」と。

メーテルが夢に悩む中、島岡氏はタイガートラベルをたたむ。
夢以上に現実を営むという選択肢をとることで
花形くんの夢と一瞬に希望に満ちた桃山くんや田中くんの将来は
閉ざされてしまう事になる。
うちひしがれる3人。背後走ってる列車はC-フライヤーだ!!
撮影協力に京浜急行が出てたけど、相互乗り入れの縁でちゃっかり出てる。
都営地下鉄とか京成電鉄の車両は一切出てこなかったけどさ。

閉ざされた夢。そんな中でメーテルの家へと向かう田中くんのもとへと
加藤女史から電話が入る。「彼女本当に頑張っているから応援してあげてね」と。
その言葉を受けた田中くんはメーテルの家を訪ねることはなかった。
応援することはメーテルの夢を叶える事であって、
間接的には日本一の女(メーテル) と結婚するっていう
田中くんの夢が閉ざされる事を意味するから。
間近に迫ってる事態として7月10日にメーテルを延岡へ送れば、
7月14日に北斗星に乗るという非常に現実的な夢さえも消える事になる。

メーテルの夢と田中くんの夢は両立しない。

「照美ちゃんと何かあったのかい?」
「ないよ。何の夢もないから。俺、何もはじまらないよ」
おばあさんと田中くんの会話。自分の夢が次郎くん、メーテルの夢を奪う事になる。
そういうことで出たセリフ。
自分が夢を持たなければ、他の人は夢を手にする事ができる現実。

日本一のクリーニング店を目指していたお父さん。その過程で失ってしまったもの。
それは奥さん。理由は多々あれども結論としてそうなってる。
そして何となく成り立っている田中家にもう一本の柱が抜けてる状態。
その奥さんを取り戻す事はできない。そういう中でお父さんがとった行動は
「だがよ、オレの事気にしないでいいからよ。
たまには一郎や次郎に顔見せてやってくれよ、な。それだけ言いに来た」
という言葉を投げかけることだけだった。
全くしないわけじゃないんだよね。
自分の夢とお母さんの夢を
(田中くんのお父さんとともにクリーニング店を切り盛りして
一郎・次郎兄弟を育てていくって事)
どうやって成り立たせるのか考えた末に出した答なのだと思う。
完全に叶える事はできない。そんな中でどれだけ実現できるのか考えた末の答。

それをのぞいていた田中くん。おばあさんはこのために入院してたりする。
「少しは楽しい嘘もなきゃ人生はつまんないからね」
そんなおばあさんのもとに迎えにきたのはあの「ジョージ」
「そんな良いウソ、オレにゃつけねぇよ!!」

一方のメーテルは
「人生に行き詰った時には列車に乗るのが一番なんだって」といって
女性レギュラー3人で旅行へ。
「またどうせ誰かのために走り回ってるんでしょ」と田中くんを評するメーテル。
ずいぶんと信頼関係構築されてるよねぇ。

「案外その辺に隠れてて気付いてくれるの待ってたりして」
「ありえるありえる」
「全然平気な顔して偶然だねぇなんて」
第4話を連想させる会話。

「やっぱりまた6人で乗りたくない?北斗星にさ」
「でもさ私はさ、今さら桃山さんに顔あわせらんないよ」
「田中くんならなんとかしてくれるかもよ。私達がウジウジ気にしてる小さな心の壁をさ、
田中くんって叩き割ってくれるところあるでしょ。もしかして本当に大物かもよ」

そういう末にカフェ&バーステーションへと足を向けた女性陣3人組。
居合わせたレギュラー男性3人と久しぶりに6人が対面するわけだけど、
「田中くんさぁ、夕べうちに来るはずじゃなかったっけ。
最高のプレゼント用意して将来の目標を聞かせてくれるんじゃなかったっけ。
何でいつもすっぽかすのよ?何かあったって心配するでしょ」
そう問い詰めるメーテルに田中くんの答は冷めたものだった。
「ゴメン。色々考えたんだけど、
オレには照美くんに話せるような夢なんてなかったんだよね。
オレには照美くんのヒーローでいる資格がない。
オレだけのヒロインだって思ってきたけど、
照美くんはオレだけのものじゃない。
照美くんを必要としてる人は世の中にたくさんいる。
だからそういう人たちとがんばってオレの分も大物になってよ。
今まで散々しつこくしてきてゴメンね。もう開放するよ。
照美くんは照美くんの思うように生きろ」
思えば田中くんは第3話でもメーテルの夢のために
自分の夢を捨てようとしてるんだよね。
「本気で言ってるの?」
「もう別れよう」
「あのさ別れようとか言われても
そもそもあたし達付き合ってないじゃない」
「とにかくオレの気持ちはもう冷めたから。
もう二度と照美くんと会うつもりないから。
じゃね」
そういう会話のやりとりで終わる第10話。
個々の夢を奪ってまで叶えたい夢はそこにない。
夢を叶える事は残酷な結末を一方で迎える可能性もあるって中で
物語は最終回へ。

本当に次回放送枠ですべて解決するんですか!?
北斗星にやっぱり乗れるんでしょ!?
「臨時特急田中81号」とかあったりしないんですか?

何か他人事じゃない第10話だった。まぁ色々とさ……。
※愚考なので本気にしないで下さい。
一応リアルタイムで書いてるので制作者意図やドラマの結末と関係ないです。
posted by 小林 慶太 at 13:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 特急田中3号 感想概略 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月09日

あのドラマ見ました!!M

ドラマ「特急田中3号」第9話感想。

レギュラー男性陣の3人は本当に開放型B寝台が好きだよなぁ。
ロイヤルとか、ツインデラックスとかそういう発想がないってのが
スゴイと思うのは僕だけ?
女性陣3人並べる演出の都合とかあるんだろうけど。
やっぱり最終回は「北斗星」が舞台になるのでしょうか?
何か発想として間違ってるような気がするけど。

あと今時、女の子巡って決闘するってのもやっぱドラマだからだよねぇ。
普通しないと思うんだけど……。まぁ言い回しだけどさ。

三島くんも散々だなぁって感じだ。
好青年のイメージあったし、
未来嬢も色々自分のもとに三島くんを残すために
策略練ったりする難癖ある女の子だから、
どこまで本当なのかわからないけど、
負い目があるってことはまぁそういうことなんだろうね。

何かこういう結末でメーテルと田中くん、三島くんの
関係が決着するのは望んでなかった気がする。
「田中くんはライバルだから」とかサラッという
三島くんに似合わない結末でちょっとガッカリ。

もっと人物的にメーテルには田中くんが似合うとかって
三島くんが認めてあげるような結末が良かったよなぁ。
彼は全然救われない。

でも三島くんのこの期に及んでの体たらくってのは
現代社会における人間関係を暗に仄めかしてるのかもしれない。

結果的に彼は非常に安易な対人関係を構築していて
メーテルにせよ未来嬢にせよ直面すべき事態が
想定されてない。

誰だってそうなのかもしれないけど、
直面すべき事態を回避するのか、覚悟して突き進んでいくのか。

ドラマとして回避するという選択肢を批判してると思う。
三島くんに限っていえば、妊娠ってことになるけど、
ドラマの登場人物にはそれぞれ直面すべき問題が
設定されている。
わかりやすい例で言えば、花形くんや桃山くんでいえば
就職だったり、ホテルグループの後継の話だったりする。
現実社会に置き換えても、そういう事態にぶつかるであろうことが
想定される。
そういった時に解決できるとは限らないけど、
田中くんをはじめとしたレギュラー陣は
結構それを何とかしようとする。してあげようとする。

三島くんは40℃の熱があってもメーテルのもとに来るらしい。
でもその先にある多々ある障壁をメーテルと越えていくという
決意がないような気がする。

じゃあレギュラー陣はあるのかっていうと、
意外にあるような気がする。
田中くんは言うに及ばす。
第9話ではアヤしくなってきたけど、
琴音嬢もそういう覚悟を見せるんじゃないかなぁって思ったりもした。

今回は残り2話への伏線が多かった気がする。
再登場のキャラクターも多いし。
そんな中で琴音嬢を失い、就職先までを失ってしまった
桃山くんが非常に大切なものを取り戻したのと、
彼自身がこの場面で一回り精神的に強くなったことが
第9話で印象に残った。
自分の力で生きていくというのを決めた
彼は琴音嬢を失っても、お父さんに優しく言葉を
かける力がある。

心ならずも乗った京浜急行。
親子の会話は鉄道好きの桃山くんらしいセリフが用意されていて
またそれが非常にお父さんに響くような言い回しをしてるんだよ・。
「たまにはこうして違う景色を眺めるのも悪くないでしょう」
「みじめなもんだな。力を失うっていうのは。
お前一人助けてやれないなんて」
「オレは平気ですよ。オレはお父さんや誠太郎みたいに
優秀じゃないから。辛い事はしょっちゅうだから。
けど、列車に乗ると全部忘れる。
うまいこといってる人もそうでない人も、列車は分け隔てなく
全部包み込んでくれる」
「海なんか見るの久しぶりだな」
「列車の中じゃ流れる景色もみんなに平等ですから」
「これから大変だな」
「自分の力で生きてくって覚悟したんすから」
「強いんだな。オレはもうそんな風に生きられない」
「お父さんはもう十分働いてきたんすから」
「こんな強くて丈夫な列車だって定期的にメンテナンスする時が
あるんです。お父さんも今はゆっくり休む時です」
「ありがとう」
「オレだって本当嬉しかった。お父さんがオレのために怒鳴ってくれて。
一緒に列車に乗ってくれて」

こうして第6話の田中くんの説教くさいセリフ
「父親ならよ、息子の好きな事ぐらい理解してやれよ。
一度くらい息子の好きな列車で一緒に旅して
のんびりしてみたらどうなんだよ。
桃山ホテルのお客さんだってそんな鉄道を使ってくる人たちが
たくさんいるんじゃねぇのかよ。」
が体現されたわけだけど、それが桃山親子の到達点じゃない。
ようやく家族っぽくなったって感じかな。

それぞれが目標へとレールを引いて“列車”を走り出させたところで
話は終わるかもしれないね。
残り2話。やっぱり終点考えるよね。見てる人は。
終わりのない旅なんてないんだもの。

※愚考だから本気にしないで下さい。
制作者の意図と関係ないです。
posted by 小林 慶太 at 21:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 特急田中3号 感想概略 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月06日

あのドラマ見ました!!L

特急田中3号第8話感想その2

三島くん再登場もあるけど、過去の話をシンクロさせるような
演出がところどころに見受けられていて、
登場人物がこれまででどういう風に心境が変化してきたのか、
色々な障害があっても変わらなかったのかっていうのが
ハッキリと描かれてたと思う。

特にあの桃山くんの超人的な時刻表が頭にインプットされていて、
まさかあの推理が再び見られるとは思わなかった。
知ってるのは地元界隈だけじゃなかったんだね。

肝心な方でいうと、
メーテルを追いかけに湘南モノレールに乗るのか
乗らないのかを尋ねる
桃山くん&花形くんの姿は
第2話で都電ツアーに行くのか行かないのかを
迫る田中くんの姿を逆に思い出させるし、
ラストシーンは第3話でメーテルを田中くんが抱きしめて
列車が出発するシーンを連想してしまった。
やっぱり三島君とメーテルの視界に
田中くんたちはいたんじゃないかなぁ。

やり直したいとか言ってる三島くんのもとに
入らなかったのは
田中くんがいう「フェアプレイ」なのかな?

第8話は「兄弟」とともに「付き合う」って言葉が
話の鍵だったと思う。
前話でふてくされた桃山くんが琴音嬢に
自分達は付き合ってない、と言い退けるシーンがあったけど、
今話もいきなり三島くんが「照美と付き合ってるのか?」と
あの時計を見て、田中くんに聞いたり、
花形くんも「別に付き合ってるわけじゃないんだから」と
理子嬢に言ってしまう場面が現われたけど、
どうなんだろう?

何を持って「友達」って言えるのか、
何を持って「付き合ってる」って言えるのか、
たぶん答はないと思うんだ。
実際には目に見えるもので測る事ができないものだから。
だから腕時計で三島くんとメーテルは
敢えて二人の関係を見える物を設定してたわけで、
裏を返せばそういうものがなければ
お互いの関係を維持できないくらい不安定極まりないものだって
いうことなんだけど。

そういう中でお互いをどうやって信じる事ができるのかっていうのが
物語のたどり着く答の一つなんじゃないかなぁ?って
勝手に思う。

ドラマだから社会的境遇とかが全て解決して
レギュラー陣それぞれには精神的に物質的に満たされる境遇が用意されて
(彼らが切り開いて)その段階でお互いの関係を認め合う結末になるのかもしれない。

でも現実はそうはいかない。
障壁を乗り越える事ができなくても
物質的なものがなくても
それでも人を信じる事ができるのか?
「友達」でいられるのか「付き合う」ことができるのか
そういう事じゃないのかなぁ。

このドラマでいう「友達」や「付き合う」ってのは
キレイ事かもしれないけどその辺かも。

余計な突っ込み編
暁星商事のチョイ役の男性社員二人は
しっかり桃山くんと花形くんの恋(?)のライバルと
なりうるキャラクターだったんだねぇ。
田中くんはいわずと知れた対照的なキャラとして
三島くんがいるけど。

もっと家族で普通に見られるドラマにして欲しいなぁ……。
すごく後めたいのは僕だけでしょうか?
ギャグが笑いの度を越えてるのがあったりするから。

今回好きなセリフ、場面はこの辺。
「列車に乗れるだけで充分楽しいからさ」
「特にお前とだとな」

「景色見ながらのんびり列車に揺られてたら
嫌な事も忘れられるさ。列車はスゴイんだぞ。
どんな人でもあたたかく受け入れて辛い時も揺り籠みたいに
優しく慰めてくれるんだ」

※愚考だから本気にしないで下さい。
制作者の意図とは関係ありませんし、
リアルタイムで書いてるので話がどう進もうと
関係ありません。ご了承を。
posted by 小林 慶太 at 17:57| Comment(0) | TrackBack(1) | 特急田中3号 感想概略 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

あのドラマ見ました!!K

特急田中3号第8話感想 その1
本編でいうとやっぱり野球部の子たちに袋叩きに遭う次郎くんのもとに
お兄さん、田中くんが駆けつけるシーンが自分も弟を持つ人として
非常に胸に突き刺さるね。
ありきたりの茶番みたいかもしれないけど、こういうのが好みかも。
僕も次郎くんみたいな弟だったらかばうかなぁ。
弟に言わせれば田中くんみたいな兄だったら何の問題もなく生きてるってところかな。
まぁ、いろいろ庇わない兄なの。僕は。

次郎君の助けに入れなかった桃山くんや花形くんを見て
友人の弟のピンチなんだから仲裁してあげればいいのに、なんて思えるのは
やっぱりテレビカメラの外から見てる人間だから言えるんだろうな。
実際に自分もそういう場面に出くわしたらオドオドするばかりかもしれない。
実の弟だったとしてもそこまでできない兄。僕は。
所詮ドラマだから、とはいっても実際にはできないことに近いので、
これをやってしまう田中くんを見てると自分が恥ずかしくなる。

野球部キャプテン次郎君の補導で大会の出場事態になってしまったことで
部員達はこういう行動をとったわけだ。
補導の理由は田中くんにいわせれば「お前は悪くない」という止む得ないものだった。
仲裁に入った田中くんに次郎君はいう。
「邪魔すんなよ兄ちゃん!オレのせいで、オレのせいで甲子園の夢が消えたんだよ。
殴られて当然だろ!!」
次郎くんは責任感強い子だよなぁ。
兄は言う。「けど、昨日まで一緒に練習してきた仲間だろ」
仲間だったら次郎くんの事を考えてここまでするべきじゃないっていう意味なのかな。
「あんなに練習したのにオレが全部無駄にしたんだよ!!」
弟は思う。仲間だからこそこういう罰を受けるべきなのだと。
兄はそうは思わない。
「無駄じゃねぇよ。なぁ。がんばったことは糧になるんだよな。悔しいかもしれないけど、運命が用意してくれた大切な試練なんだ。乗り越えるしかねぇだろ」
部員達に呼びかけても納得してもらえない事態。
「わかった、気が済まねぇんならオレを殴れ。オレもこの試練を受け入れる」
覚悟決めるお兄さんの姿がドラマとはいえ、それに比べて自分は……と思ってしまう。
逆に弟にとって自分はそういう存在じゃないから。

「もういいよ、何したって救われないんだよ」
部員の子の一人がこう呟く。部員の子たちは田中兄弟を殴らなかった。
それがかえって次郎くんに罪悪感を重くさせる。
「こんなことになって目標もなくなってオレ生きてる意味ないのかな」
そう呟く弟に
「バカ言うなよ。確かにお前は特急甲子園っていう列車には乗り遅れたかもしれない。
でも人生っていうレールの上にはいくらでも素晴らしい列車が待ってっから。
今日から新しい列車に乗って新しい路線を行けるってことだよ。
今はまだトンネルの中かもしれない。
でも次どの駅目指そうって考えてた方が絶対楽しいから。
そのうち出口も見えてくるから。
ま、オレが言っても説得力ねぇけど。婆ちゃんと父ちゃんも心配してんぞ。
平気な顔、見せに行こ。でみんなで昼飯食おう。な」
と手を差し伸べる兄。
僕はこういう言葉を意識してもかけることもできない情けない奴なので
非常に胸に突き刺さる場面。
そして「あんがとな兄ちゃん」「気にすんな弟」という最後の会話で
ほんわかとした気持ちになった。わざとらしいけど、なおさらそう思わせる演出。

兄弟といえば特急田中3号には桃山兄弟が対照的に描かれてると思う。
田中兄弟に比べると社会的境遇は遥かに恵まれているし、
幼少期はお互いに仲が良かったような意味合いの発言を
たまに桃山くんがしてることから考えると非常に乾ききった関係になってる印象。
桃山ホテルチェーンという会社組織内で兄弟が動いている以上、ウェットなものを
持ち込むことが障害になるのは明白なんだけど、
これをあからさま批判的に演出されてる気がする。
親子兄弟という一つのサンプルを抽出しながら一流企業と呼ばれるような
大組織の弊害が描き出されてると思う。
「ホテルチェーン拡大中の今は人手が足りないんです」
指示する弟は“細やかなサービス”で作業に手間取る兄に言う。
「いやけど他の従業員も気にしてるみたいだぞ。
最近は忙しすぎてお客さんに対する細かいサービスが低下してるって。
親父のやり方を心配する声も多いし」
兄はこう食い下がる。おそらく彼もこういう立場におかれなければその実態を目の当たりにすることもなかったろうけど。

「下の意見なんかイチイチ聞いていたら事業は進みません」
そういう弟。これも現実。
桃山くんのお父さんよりも弟の方が遥かにシビア。
お父さんは後継者選びにこの期に至るまで悩んでいたのだから。
一流ホテルチェーンの基盤拡大はこれらを代償に成り立っている。
今の現代社会ってみんなそうじゃん。
「そうか、俺は意見する権利もねぇな」
その場を立ち去り、自力で動き出した桃山くん。彼の意見に非常に共感を覚えてるような素振りを見せたABC観光の人事の方々。
本人は手応えを感じている半面で、いいように利用されようとしているのが不憫だ。
そういう部分で琴音嬢の“玉の輿”願望と会社の思惑は共通しているわけで、琴音嬢のように会社もまた桃山くんの魅力に気付くのか、それとも本人がその事態に気付くのか気になった。

とりあえずその辺。続く。
posted by 小林 慶太 at 17:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 特急田中3号 感想概略 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月26日

あのドラマ見ました!!J

ドラマ「特急田中3号」第7話感想。
便乗の「鉄子の旅」も読んだ。アニメ見れないよ〜。

第7話は理子嬢の友達ヨシエ氏に見ていて
非常にムカついた。
役者としてはこの上ない無神経な嫌味っぷりの
演技が光るって事なんだろうけど。

江ノ電に一緒に乗る相手がいなかったと語る田中くん。
別に一人で行ってもいいんだけど……。
第1話目から見てると、彼の鉄道知識の語り方が
別人のよう。
本当に彼はこれでいいの?
人間的には非常に味のある魅力的な人物だけど。

オープニングのスタッフロールで
三島くんの名前が出てきて、
彼も再登場だぁ。いつ出てくるんだろうって思ってたら、
最後の最後なんだねぇ。

今回の話は田中家のお父さんが普段は大したことないようでいて
どれだけ頑張ってクリーニング店を続けてきたのかっていうことと、
必死に努力しているお父さんの姿を見て
田中くんが「帰ってくるな!!」とまで言われても
無言で家に帰ってアイロンがけをしている場面が
良かったと思う。

複雑骨折までしたお父さんが
お客さんの家を訪ねて土下座する姿を
視聴者の方はどう思われたでしょうか?
僕はカッコ悪いというのとカッコいいというの半分で
見てた。

「うちにゃ休んでる余裕なんかねぇんだよ。
そんな事してたら飯だって食えなくなるぞ」
こういう言葉が一流企業の暁星商事と
大手に押されるクリーニング店の差を
非常に体現してる。

「お客様の大切な服なんだぞ、もっと丁寧に扱え」
思えばこういう些細なセリフがアイロンで服を焦がしてしまうことを
暗示してたり、お父さんの職に対する姿勢を示してたり
するんだと思う。

「君のお父さんは最低の経営者だな」
「ちょっと待てよコラ!オレのせいだって言ってるのに
何で親父まで悪く言われなきゃなんねぇんだよ」
「この店の現状が全てだろ!君みたいな息子に客の大切な服を
任せた事自体最低だ!!」
田中くんとお客さんのやりとり。
何だかんだいって、彼もお父さんを悪く言われるのを
よく思ってない。
サラッとここまで言ってしまうお客さんもひどいけど
現実はもっとひどいかも。

そんな田中くんにお父さんは怒る。
何か自分も怒られてるようだ。痛いよ。
「何言ってんだお前。お客様がどんなに大切なのかわかってんのか
お前。でもしょうがないんだよ。銭が銭って事がどんな事かわかりもしないで
何偉そうな事言ってんだ。大体な半人前以下のお前が逆ギレしてどうすんだよ。
そんな遊び半分でやってんだったらな、こっちだって
いい迷惑だぞ」
お父さんは自分の息子が何でここまで怒ったのか
知らないからこう言えるのかもしれない。
アルバイトのお金欲しさでやっていても、
結局、田中くんはお父さんの手伝いをしていたわけで、
そういう人にこうまで言われたら
「オレだってわざと焦がしたわけじゃねーだろ、
オレだって頑張ってんだよ。何なんだよ、やってらんねーよ」
となるのは当然なのかもしれない。

そんなむくれた田中くんが目撃したのは
お客さんの家の前で土下座するお父さんの姿だった。
「仰るとおりです。弁解のしようもありません。
息子のやった事は全部私の責任です。
ただあんなバカ息子なんすけど、あれはあれなりに
一生懸命がんばってたんです。あんなの初めてだったんです。
今後とも息子ともども精進していきますから、
これからも見捨てずにお願いします。」
お父さんも子どものことを評価してたりする。
それを承知だから、ここまで出来るのかな。

ここまでしてもお客さんに許してもらえることはなかった。
現実はそういうものだよな。ドラマだけの世界じゃないよ。
自分はまだそういう生き方してない。
お前はまだ半人前以下だ。そういう現状認識。
改めて思う。企業人として社会人として地域人として。

妄想旅行もなかったけど、
田中家の家族の日常を映し出していい話だったと思う。

一方で本日のキーワードは
ステーションのマスターいわく
「ダメな男はダメなりに笑顔とか愛嬌でカバーするしかないだろ」
だと思う小林です。

「男にはねぇ、未来という白紙のダイヤについて
哲学する時間も必要なんだよ」
「人生のレールはトンネルだらけ。人は何故生き、何故働くのか。
答えは月刊鉄道マガジンにも載っていません」
「未来というまだ見ぬ駅に向かってどの列車に乗って
どの路線で行くのか俺たち3人は今人生の分岐点に
立たされているわけよ」
「目的地がなければ列車も線路も決められない」

こういう鉄道を比喩にした表現が的を得ていると思うけど
実際に人生のレールはトンネルだらけであって、
次々と災難が襲い掛かってくるわけです。
ドラマならなおさら。

“ダメな男”はそういう障害を笑顔や愛嬌で
ごまかしながら物事を運んでいく事しか術がないのかもしれないけど、
実際は、笑顔や愛嬌で繕えない事態というのが
非常に多いのだと思う。
どんどん追い詰められていく桃山くんに
何か今も大差ないけど、往時の自分を見ているようで、
それを立ち直らせることができない琴音嬢が
もどかしい。

前話は思いっきり桃山家家族の前で桃山くんを弁護した
琴音嬢が今回は弁護をしなかった。
「だったら自分の力で別の仕事探したら?
(略)そういう生き方も素敵だよ」
これが彼女なりの精一杯の援護射撃だったのだろうけれども
桃山くんをかえって追い込むことになる。

「だってそもそもさ、オレ達さ、別につきあってるわけじゃないしさ、
なにその好きって言ったこともないしさ、なにそんな
仲じゃないっていうかさ、大体考えてみたらさ、
あれだろ、オレ別に跡継ぎじゃないしさ、
その琴音ちゃんの望むさ、玉の輿、
それとは程遠い存在なんなんじゃないの?オレ達は。
てことはさ、オレなんかより巻田さんの方を
おすすめしますけど」

跡継ぎとか玉の輿とかは僕と無縁だけど
全然他人事じゃないセリフなんだよねぇ。

弟にこき使われようが、
本当はきっと琴音嬢は桃山くんの人柄に魅力を感じている以上は、
そんな状況下でも子どもの探し物を手伝ったりする
桃山くんの姿っていうのは
カッコ悪いものに映らないと思うんだよね。僕は。

でも桃山くん自身が劣等感を感じてるんだと思う。

そして花形くんと理子嬢もそうか。
「ちょっと待てよ。君は僕の事が恥ずかしいのか?
だったらハッキリ言ったら良いじゃないか。」
「僕はその三流大学の学生で、就職もまだ決まってないけど、
そこで僕は僕なりに頑張っているつもりだ。僕はそれを
恥ずかしい事だと思ってない」

世間というモノを意識してしまうと非常に劣等感に苛まれてしまう。
社会ってのは残酷だけど、
彼ら自身は誇りを持ってる。これは大事な事。
でもそれは社会に通じる価値観ではなかった。
それでも二人とも誇りが持てて関係が維持できるのかが
非常に気になるところ。

物事うまくいってるときは笑顔や愛嬌で何とか運ぶよ。
運べない時どうするんだろう。
そういう答を桃山くんや花形くんが見せてくれる事を
期待。

そうじゃないと自分も救われないかも。
僕、彼らよりずっと年上だよ。

※愚考なので制作者の意図と関係ないです。
長い文、お疲れ様です。ありがとうございました。
posted by 小林 慶太 at 19:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 特急田中3号 感想概略 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月22日

あのドラマ見ました!!I

ドラマ「特急田中3号」第6話感想。
何か田中くんが説教じみてなかった?

最後は友情炸裂〜!!っていう感じだけど、
このままだと桃山くんは全然成長しない気がする。

だって、彼は留年の理由を決して口にしないから、
田中くんや花形くんをはじめとした「友達」は
一切授業に出ない挙句にリポートを盗作して提出した彼を
無理やり卒業させてあげようとしてるんだもの。

これこそ大学教授の気持ちを踏み躙る事
この上ないわけで、
桃山くんはこのまま卒業しても
めでたし、めでたしとはならないと思うよ。
少なくとも僕は。

前回の花形くんは彼自身が最終的に友達の力に押されながらも
新たな一歩を踏み出したから印象深い回だったと思うけど、
今回の桃山くんに関してはどうだろうね?

「(教授のもとへ)今すぐ出発進行!!」と脅す田中くん。
そういう背中を押す事はあってもいいと思うんだ。
でも卒業させてあげる、というのは
桃山くんのためにもならないよ。

で、今回は主人公桃山くんでキーワードは「優しさ」な
わけだけど、
マスターをして
「いつも他人のために自分がわり食う男でさ、
なのにその事を愚痴りもしなきゃ、恩に着せようともしない
優しくて哀しい男なんだよ」
と評させる彼。

田中くんと花形くんはかなり衝突する場面がある。
だいたい仲裁に入るのが桃山くんって図式。

それは彼の人柄がそういう役割になってる一方で
田中くんや花形くんのように
自分の意見や意志というのが非常に見えない、
見せることのできない人物像が
彼をそうさせているのだと思う。

「私は桃山さんのみっともないところ見れて
良かったよ。変な言い方だけど、桃山さんは心が広くて
落ち着いてて、私とは全然違う育ちの人だって、
どっかで思ってた」
琴音嬢のセリフ。
前回の花形くん同様、今まで人に弱みを見せられないというのは
強いようでいて反面、彼の脆さをあらわしていたと思うんだ。

こういう人物像をお父さんは的確に見抜いてる。
多くの人は冷たいお父さんだと思ったんじゃないかな?
僕は随分と親バカなお父さんだと思った。
クリーニング店とあまり表裏ない田中家と違って、
社会的な側面のもとで家庭的な側面を埋めている家族像が
僕の桃山家の印象。

第6話は企業人として家庭人として
桃山くんのお父さんは自分の子どもを見ていると思うんだ。
それが当人(桃山くん)には足枷になってるんだろうけど。

「お前は桃山家はじまって以来のバカだ。
私は成績の事を言ってるんじゃない。
人生に対する心構えの事を言ってるんだ。」

田中くんや琴音嬢はムッとするけど、
一方でこれは真実。
桃山くんの弟をホテルチェーンの後継者にせざるを
得なかった父親としての嘆きだと思う。
子どもを卒業させるためにあの手、この手と尽力する姿に
ただおカネがあるから手助けしてやった、というよりも
溺愛しているから、大学に根回しをしてあげているんだと思うんだよね。

そういう根回しをしてもらわないと
ようやく卒業のチャンスにありつけなかったという事実に対して、
企業人としてのお父さんの嘆きだと思うんだ。

実際に今のまま桃山くんが後継者になって
競争の激しい社会の中で超大手企業が生き残っていくのを
考えれば、弟の誠太郎くんを後継者にするのは
企業人としての判断だと思う。

ムッとした琴音嬢が田中君を差し置いて
桃山家の人たちの前へと歩いていく。
「桃山さんは何もできない人なんかじゃありません。
桃山さんは友達のために自分を捨てて頑張れる
素晴らしく優しい人なんです。」
これも真実。

そしてお父さんが反論。
「質問していいかな。君は誠志が何もできない人間ではないと
言ったが、では人に優しくする以外に誠志に何ができる?
他に能力があるのかね?」

その優しさというものがこの現実社会では
何一つ金銭的な利益に結びつかないという事を
見事に示してる気がする。

桃山くんのお父さんはホテルグループのトップである以上、
こういう冷静な判断を下すしかなかったんじゃないかと
思う。

「普通だったら絶対に出会う事のないオレたちが友達になってんだよ。
それって素晴らしい事じゃねぇのかよ。
桃山さんは最高のテツだよ。そんな事もわかんないなんて
あんた父親として失格だな」
説教じみた田中くんのセリフ。
たぶん、お父さんはそんなのわかってると思うんだよ、
でも、それはホテルグループ後継者の地位を確固とすることに
何にも役に立たない事も。

「本当に大切なものと向き合ったらどうなんだ」
「父親ならよ、息子の好きな事ぐらい理解してやれよ。
一度くらい息子の好きな列車で一緒に旅して
のんびりしてみたらどうなんだよ。
桃山ホテルのお客さんだってそんな鉄道を使ってくる
人たちが
たくさんいるんじゃねぇのかよ。」
田中くんはこういうけれども、
実際に社会的地位を維持している人には
家庭的なものを埋めることはどうにもならないと思うんだよね。
どちらかを捨てることになるわけだから。

「お父さん、彼らは僕が今までの人生で出会った人の中で
最高の友人です。」
今の桃山くんが言っても、お父さんに説得力ないよ。
最大の見せ場だけど、僕はそう思った。

家族が去った後に強がった彼が言う。
「決まってんだろお前。俺たちのさ、
心と心が連結して魂の六両列車完成!?」
たしかにレギュラー陣6人の心が一致した。
でも、桃山くんはこれ以上先に進まない。
だから次回に続くでしょ。

他人の事言えないけどさ。

※愚考だから!!制作者の意図と関係ないから!!
一応録画して消化してるけどリアルタイムでの感想だから、
どう話が転がっても関係ないから!!続きを読む
posted by 小林 慶太 at 22:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 特急田中3号 感想概略 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月13日

あのドラマ見ました!!H

第5話続き。だって会話のやり取りが良かったんだもん。
いつの間にかネタがなかった時に拾い上げたのが
どんどん話が膨らんでるから一応書くだけ書いてる。
しかもわざわざカテゴリー作っちゃったし。

タイヘイストアのOBと面談をしているところに
割り込んできた田中くん。彼は自分の事を
「花形さんの無二の親友田中一郎です」と
何の躊躇もなく言ってしまう。
まあ「俺のヒロイン」とかサラッと言ってしまう人だから。
でもこれが話の伏線なんだね。
おまけに面談も
「そんなおどしってないんじゃないですか。
どこが最高かは花形さんが決めることであんたが決めることじゃない。
花形さんの第一志望は旅行会社なんですよ。
他のね、どんな一部上場の一流企業も花形さんにとっては
しょせん滑り止めなんですよ。
花形さんは絶対に諦めない男だ。きっと自分にピッタリの旅行会社を見つけますよ。
タイヘイストアに就職する事はありえません」
とまで言ってブチ壊してしまう始末。

田中くんって意外に花形くんを尊敬の目で見てるんだよね。
本人の過大評価かもしれないけど、
そういう目で見てるんだってのがわかる台詞。
でもこんな事を面談に割り込まれて言われれば
さすがの花形くんも切れる。

「どこが最高かは〜」というニュアンスの言葉は
別の人物が改めて言ってる。

そして一方で現実。桃山くんが言う。
「夢を追うだけが人生じゃねぇぞ」
これも真実。逆に桃山くんはこういう部分で花形くんに
干渉しないからこういう友人関係が趣味を通して
成立してたことになる。

干渉してくる田中くんと花形くんは
当然のようにケンカになる。
花形「余計なお世話だよ。これは僕の一生の問題だぞ」
田中「だから親友として心配してんだろ」
花形「それが迷惑なんだよ。知り合って一月ちょっとで
  何が親友だよ。もう僕に干渉しないでくれ」
田中「一月ちょっとでダメならどんくらい付き合えば
  親友になれんだよ」
この辺の田中・塚本両氏の演技がスゴイ。
演技はさておいて花形くんは田中くんを更に突き放す。
「お前と友達になれる奴なんてどこにもいないよ」と。

そして何故かメーテルが来ていた田中家に舞台が移り、
一触即発の親子ケンカがはじまろうっていうことになる田中家。
こういうのが田中くんと花形くんの対立とダブる。
「仲が良いんですね」と
それを見ていたメーテルが言い、
田中くんに見送られる時には
「良い家族だね」と言葉をかけてる。

「どこが?」と聞き返す田中くんに
「あんな風に言いたいこと言い合える関係がうらやましい」とも答えるように
一見すると仲の悪い家族像もメーテルには
そういう風に映ってる。

「言いたいこと言い合える関係」ってのが
非常に強いメッセージが込められてる気がする。
そして花形くんと田中くんの姿がこういうのに
重なってくるんだよね。

初めは能天気な主人公と超几帳面なテツで
どうやって女の子と仲良くなるかとかで
もめてたりする程度だったところに
初めて意見衝突が起きてる。

そしてまた田中くんの意外な素顔が出てくる。
「どっから来る訳?その自信」
メーテルにそう言われたとたんに
能天気な表情が一気に変わって
「何もないから、自信だけでもあるふりしないとさ」

呟く彼。
自信過剰気味の彼の姿はそういう理由があったんだねぇ。
他人事じゃないけど、
登場人物は彼以外はほとんどが劣等感抱えてる。
三流大学。それを全てと言えないけど。
派遣社員。これも全てと言えないけど。
単刀直入で挙げるとこの辺。
チマチマ挙げるともっと文が長くなるけど。

そういう中で田中くんがレギュラーメンバーを
引っ張っていく存在になるっていうのも
強ちわからないわけでもない。

正面衝突してみようよ、とか、
自信持とうよ、とか、そういうのが制作意図として
込められてるんじゃないかな?

それを面白いとか、いいと思うのも勝手だし、
興ざめだと思うのも勝手だけどさ。

そして話に戻るけど、
ギクシャクしたまま箱根に旅に出た2組。
田中くん&メーテルと花形くん理子嬢で
それぞれの部屋に入ることになった時の会話。

会話の主は田中くんとメーテル。
「大丈夫かな。やっぱさ、楽しい空気つくっておいた方がよくない?」
「ほっとけってあとは理子くんと花形さんの問題でしょ」
「あたしはあんたと花形くんの事言ってんの。
仲直りしたいんでしょ。こんな元気ない田中くん初めて。
だってさ。あんたのお望み通りホテルにあたしと二人きりなんだよ。
いつもの田中くんなら気持ち悪く迫ってくるところでしょ。
花形くんのことで頭がいっぱいなんだよ」
洞察力すごいね。メーテル。
最近、他人の事でそこまで僕悩んでないから(笑)

そして一方の花形くんと理子嬢の会話から少し引用。

「ゴメンね。こんな奴でさ。もうちょっとうまくできるつもり
だったんだけど、理想と現実が違いすぎて、何か惨めで……」
「花形くんのことよくわかるつもりだよ。私には遠慮しないで
ダメなところ見せてよ」

“よくわかるつもりだよ”っていう言葉が
この子の経験とかを物語らせてる台詞だと思う。
“よくわかるよ”でも実際は問題ないんだろうけど。
それを敢えて“つもりだよ”って使うのは
まぁそういうことだと思う。
自分は少なくともそう思う人間だってこと。

「初めてなんだよ。オレにとって。一緒にいてこんな楽しい人間はさ。
それが何で友達じゃねぇんだよ!!」
「三流だからダメなんじゃねーだろ!!三流を言い訳にしてるからだろ!!
自信持てよ」
友達面すんなよ、と怒った花形くんに沈黙する一同の中で
たった一人田中くんがこう叫ぶ。
それでも花形くんには
「重荷なんだよ」
と言わせるようなものでしかなかった。

そんな花形くんがタイヘイストア内定の話を蹴ってしまう。
その時、何でこういう風に決断をしたのかを
訪ねられた時、
「それは……友達の影響です」
という。
わざとらしく田中くんが居合わせるんだけど、
そのわざとらしさがとても良かった。
しかも目を輝かせる田中くんの姿と言ったら。
「知り合って一月ちょっとで何が親友だよ」と言った
花形くんが同じ田中くんを「友達」として
認めてくれた瞬間だから。
お互いに認め合ってようやく友達になれるんだなぁって。

「またカッコ悪いところ見られちゃったな」
そういう花形くんを讃える田中くん。
お互いに認め合う気持ちがあるから
ビデオに撮りたいくらいカッコいいとか
大げさな褒め言葉も花形くんの中に入るようになってく。

「花形くんが決めたんならそれが正解だと思うよ」
本編で田中くんの言葉を改めて理子嬢が
優しく花形くんに第5話は終わり。

で次は桃山くんにトラブルが……、なんだね。

※愚考だから!!僕の勝手な解釈だから!!
本気にしないで下さい。
超長い文。お疲れ様です。ありがとうございました。
posted by 小林 慶太 at 21:47| Comment(0) | TrackBack(2) | 特急田中3号 感想概略 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月12日

あのドラマ見ました!!G

ドラマ「特急田中3号」第5話感想づづき。

あらすじを辿りながら会話や場面に一人突っ込み。
第5話のキーワードは「友達」「将来」「自信」
その辺だと思う。

冒頭からメーテルに
「私は今将来について本気で悩んでるの。
それをあんたに相談して何の解決になるわけ!?」と
言われてしまう田中くん。
家に戻ればお父さんに
「次郎のことよりもよ、てめえの将来の事心配しろ、な、
親やこの店の事当てにされても困るんだからよ」と
言われ、おまけに田中クリーニング店の借金も発覚。
お父さんはそうやってかろうじて一家を支えていた。

そしてOLに囲まれ……という夢(そうなの?)に
一歩前進した次郎くんにも
「兄ちゃんもそろそろさ、本気で将来の事考えた方がいいかもね」
と言われる始末。

そんな第5話で将来を決めるのは花形くん。
主題歌「喜びの歌」の間に「止まらねぇ!!」っていう
台詞が入るようになった。今回だけ?
それとも田中くんの勢いを体現した言葉?

さりげなく読んでる雑誌が「鉄道ファン」じゃなくなってる。

桃山くんの妄想旅行も復活。定番化して欲しい。
何故か新婚旅行で寝台列車北陸に乗ってて
魚津で何なんだか……。一応、桃山ホテルグループの
御曹司なのに開放式B寝台って……。

花形くんの面接の場面は当時の自分を思い出してしまう。
PRするの何もない奴だったから。
彼みたいに旅するようになったのも
僕の場合は働くようになってから。

ニッポントラベル面接官が
「花形くん、君の魅力って何なのかな。ん、例えば誰にも
負けない特技や趣味がある」
そこまで言いかけたところで彼は趣味の模型について
延々と語ることになるわけだけど、
それもまた
「花形くん!他に何かないのかな?鉄道や旅が好きだって
いうだけじゃアピールにならないよ」
と一蹴されてしまう。
実際、面接官の言う事も真実。
そして一方で特技や趣味があっても
仕事で活きる保障はないわけだ。
逆にその特技や趣味さえも憧れの仕事についても
埋没してしまうことだってありうる。

僕は物事や人をずっと好きでいたいんだったら、
あんまり深く関わらない事を勧める。
趣味で物事を楽しむのと、仕事で楽しむのは
全然違うものだ。それを同時に叶えている人がいても
それは順風満帆の時だけで、
切羽詰まってくれば、どんどんそれによって
生活が追い込まれていく。
人間だってそうだ。
長く付き合ってれば、当然悪い部分の方が見えてくる。
その時、それでも好きでずっといられる自信があったり、
そのギャップを埋める術があればいいけど、
実際はあんまりないんじゃない?

そういう部分で第5話は花形くんと理子嬢は
彼ら、特に花形くんに襲い掛かってくる障害や
越えられない現実に対して、どう二人で、
まぁ田中くんや桃山くんも関わってくるけど、
越えていくのかっていうのが話の核になってくる。

特に理子嬢は男性陣が学生なのに対して
働いていて挫折を味わいながら生きている人っていう姿を
どうやって表現していくのかっていうのを
うまくドラマの演出としてこなしていると思った。

フレンドツアーの面接を終えた花形くんを
待っていた理子嬢は
「今日はここだってきいたから。どうだった?」
という言葉を会って直接投げかけてる。
こういう部分でデリケートに花形くんに
言葉を向けてるなぁって小父さんは思うわけです。

間接的に投げかけるよりも面と向かって
この話をふるというのが神経遣ってると思うんだ。

以後の会話(特に花形くん)は自分にグサグサ突き刺さるよう。
花形「何かどんどん自分が嫌いになっていきますよ」
理子「あ、気分直しに一杯行く?」
花形「言ったでしょ。就職活動中はあんまり会いたくないって」
理子「そう片意地張らなくてもいいんじゃないかな。
  大変な時こそ私も元気付けてあげたいしさ」
  「うまくいかなくたって堂々としてればいいよ。
  花形くんは真面目に色々努力してるんだからさ」
花形「やめてくれよ。その努力してダメっていうのが
  一番みじめだろ!?」

世の中、何の努力もしてない人もごく一部でいる。
でも多くの人は程度はさてあれ努力をしてる。
企業努力とか。
報われればいいけれども、そうでない場合は
そういう事をすればするほど、どんどん自分を追い詰めていく。
努力が足りない、そういう言葉も実力社会でよく聞く。
でもその努力っていうのが何なのか誰にもわからない。

理子嬢にとっては最大級の慰めの言葉であり、
花形くんへの賞賛だったんだろうけれども、
当の花形くんには受け入れる術はなく、
そしてこの現実を消化して物事を前へと進める術が
「先輩」理子嬢にはこの段階ではなかったんだ。

第5話で非常に大事な場面の一つだったと思う。

そして理子嬢と並んでもう一人。
花形くんを非常に心配しながらどこか憧れの目で
見ていた人がいた。

主人公田中くんだ。  

さらに続くよ。あとじっくり浸りながら
2話くらい使いそう。
それくらい今回の話良かった。

※愚考だから!!本気にしないで下さい
制作者の意図と違ってても愚考だから!!
posted by 小林 慶太 at 22:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 特急田中3号 感想概略 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

あのドラマ見ました!!F

「特急田中3号」第5話感想その1
サブタイトルは「どんだけつき合えば友達になれるの?」だった。
田中くんが花形くんに問いかけている言葉だったんだね。
「とりあえずはお友達」というニュアンスで
メーテルに投げかけてる言葉だと最初は思ってた。

第5話は花形くんが話の主役だったけど、小島理子役の平岩紙さんが
とりわけ熱演されてたと思う。台詞以外の部分で特に。
カメラの演出もグッと話を盛り上げるものだったと思った。
話を重ねるごとに見ている自分の抱くキャラクター像が
かなり変わってくると同時に、キャラクターにどんどん
いい魅力を感じるようになる。

田中くんとメーテルが話の核で他の人はただの脇役。
そう思ってたらしっかりその場その場でスポットライトが
当たって、場面によっては主役そっちのけで
カッコいいシーンがやってくるからなおさら。

演じる役者さんや、脚本、演出などが大きいんだろうけど、
田中家の人たちはムチャクチャな人々の集まりのようで、
実は何か違う気がする!とか。
お婆さんとお父さんは大した事ないような人物だけど
実際は違うし。
次郎くんはしっかりしてるんだか何なんだかってところ。
田中くんの弟っぽいところと違うところの
ギャップがキャラクターとして無力に思う。

面食いだった理子嬢もいつの間にか花形くんの人間味って部分を温かく見守りながら
田中くんたちとの仲を案じてるようになってるし。
どうでもいい事でいえば、暁星商事の加藤氏は
仕事熱心な巻田主任がメーテルたちに近づくのを快く思ってないから
半ば八つ当たりでメーテルたちに厳しいだけなんじゃ……って思ったり。
実務能力がある、ないなんてことの
責任の所在なんて所詮一つじゃないのは確かなんだし。

このドラマのレギュラー男性3人は年齢はまぁ別としてあくまで大学生だ。
田中くんがアルバイトをしているのは出てくるけど、桃山くんと花形くんはどう考えても
そういう場面が出てこないから、働くってのを本格的に知らないってことになるのかも。
それに対して女性陣は派遣社員とはいえ、働くことを実体験としているから、
今回の花形くんの就職活動を先輩として見守る立場になってる。
そんなわけで特に理子嬢の言動が非常に心に染みるものだと感じたし、
花形くんが就職活動でどんどん追い込まれていく様子もわからなくもないような
気がする。
ドラマとはいえ、僕より花形くんのほうが遥かにキレ者だけど。

自分も仕事して長い。未だに手応えない。
「果てさてお仕事順調ですか?」って
今、この時期に言われてもブチ切れてしまうし、
逆に相手にそういう言葉を安易に投げかける事が
できないでいる。
そういう中で温かい言葉をずっと花形くんにかけている
理子嬢みたいなのは到底真似できない。
自分の方がよっぽど長く生きてるんだけど。

※愚考なので本気にしないで下さい。
posted by 小林 慶太 at 19:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 特急田中3号 感想概略 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月09日

あのドラマ見ました!!E

ドラマ「特急田中3号」第4話の感想続き。
第4話のもう一つのヤマ。軽井沢旅行。
女の子と付き合うのは色々障害があって難しいって話。
実際には旧信越本線は立ち入り禁止区間になってるそうだけど、
そこを許可してもらって撮るだけのシナリオだったと思う。

田中くんが一人で線路を歩きながら
「何が旧信越本線の廃線後めぐりだ……チッ!!」と
ほざきながら木の棒を振り回している前に
花形くん、理子嬢と桃山くん、琴音嬢のペアが
それぞれにスポットが当てられてる。
第2話の早稲田駅での田中くんとメーテルの会話、
レールと自分達は似ているっていう部分を
意識してるんだと思った。

「何か似てるね。私たち」
そういう理子嬢に花形くんは「違うよ、全然」とバッサリ。
二人の間に価値観のギャップを埋める言葉がない。

玉の輿願望が強い琴音嬢に
「俺じゃ無理だわ。玉の輿」と呟く桃山くん。
金銭的魅力を埋めるものが桃山くん自身にないし、
急にトーンを落として豹変した彼に言葉をかける術がない
琴音嬢。
そこに後から無言で歩いてきた花形くんが通ってくる。

「何一人で歩いてんですか」
「花形だって一人じゃねーか」
「まあね」
花形くんが桃山くんに言葉をかけて
こういう言葉を返す。
こういう言葉が彼女達にはなかった。
そして彼女達にかける言葉が彼等にはなかった。

単純に女の子と旅をするといっても
実際はそんな簡単に行かない。
ちなみに旅って「旅行」じゃなくて「人生」も
仄めかしてると思うよ。僕は。

この二人を追いかけてきた田中くんが言う。
「何やってんだよ。いいのかよ。琴音ちゃんと理子ちゃん」
「だってなぁ」
「寂しがってたぞ二人とも。戻ろう」
そう田中くんが言っても、
彼らは彼女たちのもとに戻ることなく廃線跡の旅を
続ける事になる。

眼鏡橋で連れションしちゃダメだから!!
ドラマの演出としてうらやましいけど……。

「僕らはもともとレールの上しか歩けない人間なんだ」
そういう真実を「嘘?」で築き上げている花形くんに
「じゃあさ、じゃあ何か?台風と地震とゴジラがいっぺんに
襲ってきてもこうしてるか?
今この瞬間一番気になる女の子が一流商社のエリート社員に
口説かれててほっといたらそいつのもんになっちゃうとしても
こうしてるか?
俺は無理だね。絶対奪い返してやる!!
なぁ、本当の目的地行こうよ」
とまで言ってしまう田中くん。
この言葉で「廃線跡を巡る」という旅の目的の真実が
強い意志によってまた別の目的、真実を築き上げることになる。

女の子たちを追いかけるは、本当の目的地じゃないんだ。
廃線跡をめぐるのも実は本当の目的地じゃないんだ。
それを彼等が強い意志によって本当の目的地という
真実に造り上げているだけだったりする。

世の中ってのはそういう意志で世界観が作り上げられて
現実のものにしてるものが多いってのが
この場面でも語られてるような気がした。

で、結局は中軽井沢までやってきた
三島くんはメーテルと別れてしまうけど
「俺たちしばらく距離を置いてみないか」という
話を三島くんは切り出している。
婉曲的に別れ話だといえばそうなんだけど、
キッパリ別れようとは一言も言ってないんだ。
でもそれを別れだと受け止めているのは
メーテルであり、視聴者なわけ。

田中くんをして
「照美くんは三島くんの事が本当に好きなんです」という
真実だったものが様々な要因から真実ではなくなってくる。
同じ時間を刻んでいた腕時計を返す場面も
「あと、これとりあえず返しとく」
と三島くんは言ってるだけで
「とりあえず」なのでメーテル自身が
築き上げる三島くんへの想いが真実であるという
意志があれば
次の場面で何の感慨もないように
腕時計をゴミ箱へ入れたりしないと思うんだ。

敢えてゴミ箱へ入れてしまうという真実を
メーテルが築き上げることによって、
「三島くんを好きだった」という真実を
ムリヤリ嘘にしてしまったってこと。

ゴミ箱をあさる田中くんの言葉。
「捨てんなよ。まだ動いてんぞ。コレ」は
言葉を解釈すれば三島くんがメーテルのもとに
再び戻ってくる可能性も時間が動く限りあるって
最大限の励ましの言葉にも捉えられると思うんだけど……。

まぁあのオチだから、その言葉も真実味がないかな?
僕はギャグ漫画っぽいのが好きだけど、
今回の終りはもっとしっとり終わって欲しかった。

※愚考なので本気にしないで下さい
posted by 小林 慶太 at 20:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 特急田中3号 感想概略 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月08日

あのドラマ見ました!!D

ようやくあのテツ道ドラマ第4話見た。
今回の舞台は軽井沢。
信越本線で峠の釜飯を食べているレギュラー陣の4人。
おぎのやの峠の釜飯といえば横川駅の駅弁だよね。
走ってる列車は横川行だと思う。
彼らはどうやって峠の釜飯を手に入れたんだろう……。

@どこかで駅弁大会で入手。
A桃山くんか花形くんが下見で入手
B長野新幹線で安中榛名まで一行は来ていて、
そこからバスで信越本線に向かった。
C実は他の駅でも買えるけど、
視聴者の僕が知らないだけ
Dドラマだから……。

なんて一人突っ込みはこの辺で。
旧信越本線は立入禁止区間にもかかわらず、
撮影許可を経て特別に撮影したというのに
相応しい演出だったと僕は思った。

今回の話は「ウソを本当にする」っていうのが
キーワードだったと思う。

案の定、メーテルに突き飛ばされてしまった田中くん。
言い訳の果てに三島くんが5月2日に東京にやってくると
いうウソをついてその場を誤魔化してしまう。
でも、そんなその場凌ぎのウソはいつかバレる。
それをどうするのか奔走するのが前半部。

カフェ&バー ステーションに続いて
家に戻ってもそういう話をみんなに投げかける田中くん。
ところが今までのホラ吹きによる過去の悪行が
次々と視聴者の前に暴かれていく。
お父さんには
「もうそういうその場凌ぎのデタラメやめてよ。
真面目に生きろよお前。じゃなきゃよ、親の俺も見捨てるぞ。
それとも大学やめさせようか、お前。あぁ!?」
とまで言われてしまう始末。

「あのね、今回のデタラメじゃないの。
照美くんを傷つけないためのウソでしょ。男としての優しさだよ。」
そう反論する田中くん。
にしても突拍子もないウソなのは明白。
「その優しさのせいで彼女は余計に傷つくけどね」
弟の次郎くんは鋭いことを言う。

事実、優しさのせいでメーテルは真実を知る以上に傷つくことになり、
田中くんもしんどい事になるけど。
ここでお婆さんが言う。
「傷つくか傷つかないかは一郎次第だけどね。」
「本当にしてしまえば嘘も嘘でなくなる」
「一郎くらいの大物ならそのつもりで嘘言ったんだろ?」

いやさすがにジョージ(高橋)と付き合ってたお婆さん。
ただのホラ吹きお婆さんだというキャラクター像が
第1話で出来上がっていたけど、
話数を重ねるたびに「この人何者!?」とか思わせる。

「当然だよ。それ。もちろんハナからそのつもりだよ。
俺のウソはただの嘘じゃないんだよね。
あとから自分の力で真実にする嘘なんだよ」
大見得を切った田中くん。
その後の行動力が本当にスゴイ。
つくばエクスプレスとバスを使って筑波大学へ
一気に向かってしまう。
途中の車内で右往左往してイライラを募らせるシーンなんかは
田中くんの心境を大げさに現していたと思う。

研究室へ行くも、ドアは開かない。
ここで三島くんに手紙を書く。
山川教授に渡そうとするところに、三島くんの「彼女」未来嬢が
現れて、
ここでも「ていうか東京の彼女の知り合いでして」と
婉曲的に自分の素性を明らかにしながら
物事収拾をしようとしてる。

やっとコンタクトをとるために
教えてもらった三島くんの携帯電話。
一応スポンサーだからソフトバンクだ。
でもそれは……。
三島くんが研究室で携帯電話が鳴っているのに
全然とろうとしない場面がもどかしかった。
とってやれよ!とか思う奴。

当日5月2日も田中くんはアルバイト先から電話。
これまでも何度もかけてることがわかる。

そしてメーテルは三島くんのために
カレーをつくってアパートで待ってた。
22時過ぎたところで着メロ「貴方のヒーロー」が鳴る。

三島くんに頼まれたと言って
シュークリームを持ってきた田中くん。

ところが
「嘘だったんだね。三島くんならカスタードじゃなくて
生クリーム頼むの。例え40度の熱でも来るの。そういう人なの!!」
ついに嘘がバレル。
メーテルが三島くんに電話。
「不都合な真実」という本が携帯の後にあった。
事態を象徴するかのような題名の本だ。

「意味わかんない。どういうつもりでそんな嘘言うの?
三島くんの事利用して私に好かれようとでも思ったの?
部屋にあげてもらってまた抱きつけるとでも思った?
それとも私と三島くんをケンカ別れさせたかったわけ?
ちゃんと理由を言いなさいよ!!」
叱責するメーテル。
メーテルは田中くんが何を隠すためにここまでしてるのか
全然知らない。
そしてこの嘘でメーテルの事をどれだけ傷つけないように
尽力したのかも知らない。
それを黙って受けている田中くん。
自分だったら、真実を語ってしまうだろう。

「理由は一つ。Because I love you!!」
精一杯のおちゃらけた答を示した田中くん。
メーテルの気持ちはおさまることもなかった。

場面がつくば大学にかわり、
三島くんが鳴ってもとろうとしなかった携帯電話の持ち主が
視聴者にわかる。
そして田中くんの伝言が書かれたメモが
未来嬢の手元から落ちる。
「何だよ。コレ。田中くんに会ったのか?
何で渡してくれないんだよ。何で泣いてるんだよ」
さすがの三島くんも責める。
でも……。

とまあ、あらすじを述べつつ、触れてみたけど、
この世の中ってのは「嘘」ばっかりなんだけども、
多くの人が強い意志を持って「真実」にしてしまってるものが
多くある世界なんだっていうのを
暗に仄めかしていると思うんだ。
例えば平和国家が素晴らしいというのは
本当は「嘘」なのかもしれないけれども、
多くの人が「真実」と信じることによって
「真実」として造り上げているものなんだってこと。

そして逆に「真実」を強い意志で「嘘」にしてしまうことも
可能なんだっていうことも逆に示してると思う。
話はドラマの後半部にも触れてしまうけど、
桃山くんが本当は琴音嬢が好きで好きで仕方ないんだけども
様々な要因から自分はレールの上しか歩けない、という
嘘で真実というモノを埋没させてしまっているように
真実を真実であるものにするために
真実を真実にしたいと思う強い意志が
なければいけないというのを
語っているように僕は思った。

そして嘘を真実にすることができなくても
それを必死に努力した人の姿が見えてくるのであれば
人は決して心底にまで深い傷を負うことはないのかも
しれないという
断片的な希望を語りかけてるような気がした。
もちろん田中くんの悪事の嘘じゃないよ。
人を傷つけないための嘘だよ。

僕が思っただけだから!!
しかも愚考だから!!本気にしないで下さい。
さらに続きます。
posted by 小林 慶太 at 22:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 特急田中3号 感想概略 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月01日

あのドラマ見ました!!C

ドラマ「特急田中3号」第3話感想。
1時間見るの体力いるんだ……。

「朝7時に東京駅新幹線ホームに集合ってことで」
「了解」
「新幹線だ?おかしいだろそれ!」
「へ?普通、軽井沢って新幹線ですよね」
「一般人ならそれでもいい。でもこいつらはテツなんだよ!!
テツなら小海線を経由するとか、碓氷鉄道文化村に立ち寄るとか
旧信越本線の廃線区間を眺めて涙するとかいうのが
スジってもんだろ」

いや〜、カフェ&バー・ステーションのマスターの台詞。
うちの会社にもいます。こういう事を言う人が。
言われるのは自分。

主人公田中一郎くんとその他「旅を語り合う」
レギュラー男女5人のキャラクターがだんだんと
明らかになってきましたね。
目黒嬢(以下メーテル)のお母さんが登場して
あのパンツとハンカチの接点が触れられてましたが、
お母さん、ノリ軽すぎ。そう思うの僕だけ?
それとも何か思惑あっての行動?
それでいてお父さんが嫌いってのはどういうことなんでしょう?

桃山くんの家族も今のところ電話での会話でしか出てきませんが、
いずれホテルチェーンを巡って騒動がありそうな気がします。
半ば恒例化してる妄想旅行は楽しみです。
実写であそこまで妄想旅行を再現してしまうのが
良い意味で馬鹿らしくって面白いです。
またあの幸せそうな表情の演技が
本当に幸せそうに見えるんだもの。
何故か今回は車掌さんになってたりするし。

で、暁星商事の人、本当に中国に行ってるところで
話が続いてるのにも驚きました。
何か物語前半は田中くんは冷遇されながらも
彼の言動や存在感がいかに大きいものかが
非常にわざとらしく描かれてるように思いました。

第3話は主人公田中くんと
メーテルの恋人三島くんの会話に尽きると思いました。
話が進むごとに田中くんの人柄の印象が
不器用だけど魅力的に描かれてるのではないでしょうか?

気まずい雰囲気の中でこういう会話をしてしまう
両者は互いに認め合う部分があるんじゃないかなぁって
ここで話が終わればそう思って終わりましたよ。

田中君「君も照美くんの事好きなんだね」
三島君「うん」
田中君「あぁこれ参ったなぁ、これ。
   ここに来るまでさぁ、照美くんの彼氏がダメな男だったらと
   思ってたんだけどさぁ。
   でもほらそしたらさ、そんな男とっとと別れて
   俺と付き合っちゃえよとか言えたんだけどさぁ。
   でもイヤ参ったなぁ。すげぇ偉いし、すげぇいい奴じゃん。
   そんで照美くんの事本当に大好きじゃん。
   これさすがの俺も出る幕ないかなぁ。
   ま、ほら、俺と付き合うのが照美くんにとって
   一番いいんだけどさ。
   三島君もなかなかいい男だし、認めてやるよ。
   悔しいけど照美くんを頼む。
   もう寂しい想いさせないでやってくれ。
   その代わり、次、寂しい想いさせたら容赦しねぇかんな」 

自信過剰の自称大物の田中くんの最大限の賛辞。
そして三島君の対応。

三島君「俺も大人気なかったかな。照美が東京で遊んでるかと思って
   嫉妬したりして。
   でも田中君と会えて安心した。
   今日はわざわざありがとう」
こういう言葉が出てくるところがいいんだよねぇ……。
ここで話が終わってれば。

最後を締める田中くん。
「よし終わり、終わり。俺も帰って勉強しねぇとな。
こりゃ意地でも照美くんと三島くんに恥ずかしくないように
本当の大物にならねぇとな。じゃね。がんばって。」

精一杯の空元気で大学研究室あとにして
バス待つ場面で第3話終わりでいいじゃん!!

「新しい恋人三島くんって言ったっけ?」という
田中くんがバスを待ってるシーンで出てくる
女の子の会話とか最後まで見ると
非常にわざとらしいよなぁって思う。

大学の研究室で第3話が終わらなければ
つくば駅でメーテルとのこの会話で終わりにして欲しかった。
田中くん「そう言うなってな。多分これでお別れなんだから。
    いい男じゃねぇか。あいつになら照美くんを任せられる。
    俺への誤解は完全に解いといたから。これで元サヤだな。」
メーテル「なに言ってんのあんた、そんな事するために
    わざわざここまで来たの?バッカじゃないの?」 
田中くん「もう電話もしねぇし、待ち合わせもしねぇから
    安心しろ。じゃ仲良くやれよ!!」
これで終わりでいいじゃん!!
第4話以降でメーテルが田中くんの優しさとかに
次第に魅かれていけばいいじゃん!!

なのに三島くんがここに彼女(?)連れてバッタリ現れるし。
んで超わざとらしいカメラアングル(実写はこういうところでアニメに勝てない気がする)で
あの展開で次回へ続くっていうのは
主人公に調子良すぎる展開じゃないですか?
そういうと話が根本的に成り立たなくなるけど。

三島くんも三島くんで19時半過ぎて
大学でわざわざ待ち合わせて、
そこからわざわざつくばエクスプレスでデートに
行かなければいけない理由があったのでしょうか?
つくば駅界隈で遊んでればいいじゃん……。

三島くんが女の子を連れてメーテルの前に現れたのを
田中くんは見せたくなかったのでしょうが、
第2話で東京メトロ東西線早稲田駅でのシーンや
都電を追いかけるシーンを仮に三島くんが目撃したら
やっぱりそれはそれで同じ状況になるのだから、
決定的な裏切りには冷静に考えるとならないような気が
しました。

だって田中くんも「オレのヒロイン」とかメーテルの事を
言ってるし、
大体弁明するときに「ストーカーみたいな奴」と形容してる人と
普通に会話してたりすることを思うと
メーテルは一方的に被害者だ、とはならないのでは
ないでしょうか?

いずれにせよ三島くんは表裏ある子みたいですね。
やっぱり田中くんとメーテルが結ばれるのでしょうから。
そういう話になってしまうよなぁと
思ってしまったのでした。

「遠いな…」とかいう台詞以前に
要は三島くんとメーテルの絆は
非常に脆いものだったって事ですよね。

遠くても成り立つものもあるし、
近くてもダメな場合もあるよ。遠距離信頼って。
何にしてもさ。

で第4話。やっぱりメーテルは気が付かないから
蹴られちゃったりするのでしょうか?

「小林くん。あれは主人公がカッコいいから許されるのであって
真似しちゃダメだよ。」
とは弊社の前出のマスターの言葉。
真似しません!!

※愚考だから本気にしないで下さい。
面白おかしく見てます。一鉄道好きとして。
posted by 小林 慶太 at 22:29| Comment(0) | TrackBack(4) | 特急田中3号 感想概略 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月25日

あのドラマ見ました!!B

つづき。
ヒロイン三人が勤める会社で
起きた10億の取引をめぐるトラブルに対するワンシーン。
ここでヒロイン三人が大手会社の契約社員だということが判明して
「こんな無能で取柄のない人たちが天下の暁星商事に
入社できるわけないでしょ」
という会社の人に居合わせた主人公田中くんの反論。

「ハケンと失敗は関係ないだろ。
そもそもあんたは圧倒的に間違っている。
彼女にだっていいところはあるはずだ。それにあなたが気付いてないだけだ。
一度や二度の失敗でつべこべ言うな!!
むしろあんたは彼女の失敗に感謝すべきだ。
彼女の失敗は取引先と話し合って理解深めるいいチャンスなんだよ。
それによって数億のとりひきが数百億の取引にふくれあがるかもしれない。」

いや上手い言い訳だ、と思う人もいれば、
そんな強引な、とか思う人もいるでしょうが、
僕は真実だよなぁって思いました。
トラブルが生じた時に話し合って理解深める術を
持ってないから自分はなおさらそう感じました。

都電荒川線に男女6人で乗りに行こうって話を
田中くんが持ちかけたのに、花形、桃山の二人が
芳しくなかった時、
「お前らが来なかったらオレというビックで
大切な友を一人失うことになるんだぞ、いいのか?いいの?」
そう言う田中くん。
第1話では花形、桃山の二人が田中を追わなくていいのか
マスターに尋ねられたのと立場が逆になってるんですね。

そしてこれに対して
花形「別に友達になったおぼえはないよ」
桃山「確かにな、メシたかられるだけで趣味もあわないし、
  性格もあわないし、一緒にいるメリットなんかあるんだろうか?」
田中「そうか、じゃね。」

家に帰った田中くん。
「孤独は大物の宿命だ」
自分に言い聞かせるように。
これがあとの都電早稲田駅での再会への
演出の伏線になっていたのでしょうが。

ここで思ったのは
趣味があうから友達。性格があうから友達。
一緒にいるメリットがあるから友達。

そうでしょうか?

趣味もあわない、性格もあわない、
一緒にいるメリットも考えても出てこない。
それでも何だかんだいいながら
いる人たちって一体何でしょう?

悔悟的にそんな事を思ってしまいました。

第3話が楽しみです。
視聴者は簡単に言えるけど、
製作側は色々大変なのでしょうね。
どういうのが大変なのかわからない以上は
根拠もなくやみくもに視聴者も期待をしてしまうのも
止むを得ないのかもしれません。

そういう構造が至るところで
現実社会は起きていて「夢を売る仕事」は
非常に過酷な現実になっている気がするのは
僕だけでしょうか?

夢だって、漠然とした根拠のない夢であれば
提供者の顔なんてものは見えてこないのですから。
見えてきてもそれでも夢が持てるなら
それは「夢」といえるんじゃないでしょうか。
そうでなければ夢以前のものなのでしょうね。

※愚考なので本気にしないで下さい。
posted by 小林 慶太 at 19:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 特急田中3号 感想概略 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

あのドラマ見ました!!A

本当は週末に書くはずだったんだけど、
文が長いから自分で他にも色々消化するものがあったので
今日になってしまいました。
ドラマ特急田中3号の話です。

だから「俺だけのヒロインになってくれ!!」とか
言いながら旅なんてしてませんから!!
大体、自分は「オレ」とは金輪際言わないと思います。

主要男性陣3人のキャラクターが出来上がってきたことと
自信過剰ぶりな主人公田中一郎の実は弱い部分も
持っているけどなかなかさらけ出さない素顔が
チョコチョコっと出てきたのが印象的。

荒川橋梁を舞台にしたシーンで
「あの電車で東京に来たんだよ」って
普通の人でも常磐線ってすんなり言いませんか!?

場面場面のセリフがいいと思える回でした。
一人つっこみですが、綴っていきます。

「オレは言っておくけどこんな店継ぐ気ねぇよ、
もっとでかいことやって世界またにかける成功者に
なりたいんだよ」
「爺ちゃんが始めたクリーニング店引き継いだだけの
男にグチャグチャ言われたくねぇっつうんだよ。
しかもなに、大手チェーンに押されっぱなしの
こんな店継いでもすぐ潰れるのがオチだっつうんだよ!!」

とまぁ言っている主人公田中一郎だけど、
最初のセリフを客観的に自分も若い頃は
世界をまたにかけることが成功者だと思ってました。
今は後者のセリフを体現している
お父さんにもやっぱりそれなりのすごさを思ってしまうのです。
ただ引き継ぐのも大変。潰れるような危機に直面してしても
それでも仕事をこなしながら息子を三流であっても
大学に通わせているというのは
自分もそういう状況下に置かれた時に、
簡単に足を踏み入れてできるというものではないのですから。

「やりたい仕事あるのにあきらめるんすか?
好きなオンナに告白もしないであきらめて
好きでもないオンナと結婚するって事じゃないっすか」
旅行会社に進みたかった花形くんに
田中くんが言った一言。
自分はやりたい仕事ではない仕事をやってるから、
(告白してフラれたけど)こう言われるとねぇ……。

そのやりたい仕事も憧れでしか見てなかったことに
歳を経ると気付くものじゃないですか?
妥協してるって言われればそうだけど。

次はGW何するかっていう話を
ヒロイン三人目黒、渋谷、小嶋がしているところの会話。
「上京してたった一ヶ月で帰ったら友達もいない
淋しいオンナみたいじゃない。親や知り合いに負け犬
呼ばわりされて笑い者にされるだけよ」
友達っていうのは社会的地位を示す装飾具的存在なのかな。
一方で真実だと思う。
友達がいるというのは自慢になるのは確か。
でも、それはどうして自慢になるの?って
突き詰めていくと、一方で何かイヤになってくる。

とりあえず続く。
posted by 小林 慶太 at 18:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 特急田中3号 感想概略 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月15日

あのドラマ見ました!!

ついに見ましたあのテツ道ドラマ!!
普通に鉄道話についていける僕は
求道者でしょうか?

普通に南田氏と豊岡真澄さんが出てるし。
旅を語る会って一体……。

自分の場合、
リバイバルしてほしい特急列車ベスト3は
ゆうづる(583系)、みちのく(583系)、出雲。
行った事ある良かった秘境駅は
川上駅、小利別駅、備後落合駅とか。
ベスト10できるほど行ってない。

二十歳くらいの男の子が
平然とマッコウクジラの日比谷線車両が
長野電鉄で走ってる……って会話には
彼本当に年齢設定正しいの!?って思ってしまった。

リアルタイムだから自分は知ってるけど。

大爆笑。鉄ヲタも
良い子が真似したらどうすんの?
EH500のパンツは……。
何でEH500?
衣装協力とか本当になってしまいそうで怖い。
「レールクィーン」とかいう奴の演出?

とか言いながら鹿島鉄道のバッジ付けながら
仕事してる中年が言うのもどうかと思うけど。

脚本の人とかこういうマニアックな話題を
ドラマに盛り込んで一話をつくりあげてしまうから
すごいですね。

脚本家の方は「みどりのマキバオー」の
脚本にも関わってたような……。

というわけで鉄ヲタブランド化計画は
現実味が一層増してきたようで。

南田氏は「ドラマで鉄道を出したいから」とか
某テレビ番組で言ってたけど、
それを本当にやってのけて監修してしまうからねぇ。

でも鉄道好きがすごく偏見あるように描かれてるような気が
するのは僕だけでしょうか?
ギャグとして面白いけど……。

選挙の話を綴って平然とこういう話もしてしまうのが
自分です。
やっぱり旅は一人旅だよ。僕はそういう奴。
学生の頃は今以上におカネなかったから
今みたいに鉄道に乗り旅に出るなんて
想像もつかなかった。

でも思えばみんなが特急列車で現地集合のところを
平然と普通列車で途中下車しながら現地入りしたり、
別ルートで現地入りしたり、
そういうのがやっぱりあったね。

今日(4月15日)「読売新聞」(12版)の“本のソムリエ”で
東京大学准教授野崎さんが
「乗り物、とりわけ電車が好きな男児は
まじめで心優しい性格の子と決まっています。
感受性豊かで、葛藤を嫌うがゆえに、
鉄道の整然たる秩序に憧れ、電車のすいすい走る
姿に魅せられるのです。」
って語ってました。
「男児」ってのがポイントでしょうが、
まあ、そうらしいです。

※愚考なのでご了承を。
新聞記事についての引用ですがこれもご了承下さい。
posted by 小林 慶太 at 22:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 特急田中3号 感想概略 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする