2006年07月28日

鎌ヶ谷大仏駅〜木下街道と釜谷宿〜

さて次に紹介するのは鎌ヶ谷大仏駅だ。
何とこの駅、関東の駅百選に選ばれた駅だったりする。
しかしながら、かの種村直樹氏が鉄道ジャーナル「関東の駅百選を旅する」なる企画で
何故選ばれたのか不明。一路線に一駅を選定するため仕方なく選ばれたのではないか、とか
評してた駅だ。読んでた当時は全く以ってその通りだ、とか思ってた。
それでも鎌ヶ谷市を代表する駅の一つであることは間違いない。
東武鎌ヶ谷駅があるのは道野辺と綴ったけれども、
この鎌ヶ谷大仏駅の所在地の字名は鎌ヶ谷なのだから。
そもそも鎌ヶ谷は木下街道の宿場町「釜谷」に由来している。
初富が開墾される以前から、市街が形成されていた由緒ある地なのだ。
だから、鎌ヶ谷八幡宮があるし、官軍兵士の墓もある。そして松尾芭蕉や魚文も
歩いた街道が通っているんだ。
今日にも宿場として名残を伝える建物もあるしね。
DSC00088.jpg
駅外観がこちら。テナントの入った駅ビルがあって、
駅出口には船橋新京成バスの営業所と車庫、
そしてバス乗り場がある。ここから出ているのは
主に船橋行と北総病院行。
西白井行や白井行のバス乗り場は別のところ。
駅前広場はないけれど、道路向かいに丸十タクシーがあるから、タクシーはここでひろえる。駅前の道路が木下街道。車の往来が激しく、渋滞は日常的なもの。大仏交差点も近くにあるし。
新京成の立体交差事業で鎌ヶ谷大仏駅前の踏切がその対象にならなかったことは周辺の人たちをガッカリさせたという。

DSC00089.jpg
駅はこんな感じ。
渋滞の原因だ!!とされる踏切から撮影。
島式ホームで橋上駅舎。係員窓口で定期券販売を行う、新京成の主要駅。
1993年の新鎌ヶ谷駅開業までは鎌ヶ谷大仏から京成津田沼方面への折り返し列車が出ていた。
松戸〜北初富〜千葉NT中央と北総線が直通運転していた時期は
鎌ヶ谷大仏〜初富〜北初富間の列車本数が少なかったのも沿線需要を示していたんだね。
今日でも一日あたり約15,700人の乗降がある。

商店は木下街道に沿って並んでいる。大仏駅前商店街。
商店名も鎌ヶ谷宿の繋がりを感じさせるお店の名前もある。実際はどうなんだろう?

イナカだから道路が狭い、と揶揄されるこの道路。
二車線あって、狭いながらも歩道が確保されているこの道路ができたのは
何時の時代だったでしょう?
車が通ることを設定してない時代にできた歴史ある街道だからこの幅なのだ。
一般的に街道と呼ばれる道路は「旧水戸街道」のように新道を設置して切り替えが行われ、
旧市街が面影を留めているんだ。
逆に言えば、この道路の狭さが、この界隈の街並みの歴史を物語ってるってワケ。
そりゃ京都や鎌倉みたいな権力者のもとに造られた大通りもあるけどさ。
DSC00086.jpg
でコレが鎌ヶ谷大仏。
開業間もなかった新京成が沿線の観光名所としてPRしたら
あまりの小ささに苦情が殺到したって話もあるくらい。そりゃ奈良や鎌倉に比べるとねぇ。
宿場の商人大黒屋文右衛門が先祖供養のために建てた。
個人で造らせたんだからこのサイズでも「大仏」なんだろうね。

船橋新京成バスの西白井駅行と千葉レインボーバスの
白井駅行は何とこの鎌ヶ谷大仏の前にバス停がある。

千葉レインボーバスの白井駅行は西船橋を出て北方十字路から木下街道に入り、
船橋法典、馬込沢を通って、ここに至る。そして終点白井駅へ向かう。
ここで木下行のバスに乗り換えると木下街道をほぼバスで踏破できる。
この街道は利根運河で栄えた木下から鮮魚などを八幡や江戸へ運んでいくルート。
その宿場が鎌ヶ谷だったわけだ。

意外に地元の人ってそういう魅力って不便なものとしてしか思ってないのかもね。
木下街道は馬込沢へとつながってる。
途中「二和道」のバス停で降りるとアカシア公園が近くにある。鉄道連隊の橋脚跡がある公園。
新京成はこの辺に敷設されてたかもしれない。続きを読む
posted by 小林 慶太 at 00:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 地元の駅紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月27日

鎌ヶ谷駅2〜西口・梨の木通り〜

DSC00084.jpg

DSC00083.jpg

前回に続いて鎌ヶ谷駅。今回は西口について。
駅舎自体は東口とあまり変わらないけれど、駅を出て見える光景が下の写真。
みずほ銀行とサンクスに挟まれた通りに
Pear Road梨の木通りと描かれたアーチがお出迎え。
そして突き当たりの道路に駅前商店街が連なる。左に少し進むと、すずらん通り商店街へと続く。
駅前広場が整備された東口と対照的に西口は高架駅化前の雰囲気を保っている。

東口にそびえるマンション群に比べると少し解放感がある感じかな。
こちらも駅とサンクスの間の「広場(?)」でタクシーがひろえる。
良くも悪くもこの街の雰囲気を体現した商店街かな。
ファイターズの選手も時々見かけるらしい。僕は見たことないけど。

以前はこちら側には精工舎(現セイコーエプソン社)があって、
そこへ勤務する人の需要があったものの、その精工舎も今はなく、
今日ではその場所にパークサイド鎌ヶ谷というマンションがそびえている。
同時に近辺も宅地化が進み、谷地川(現真間川)の流れていた谷津も
グランパルケはなみずきの街になってしまった。

因みに今も「精工舎通り」の名前は存在。
駅から右へ進んで、かのこや薬局の曲がり角を左折したところに伸びている道路がソレ。

「新鎌通り」もイオン通りやジャスコ通りも候補に挙がったけれども、
この前例から避けられてる。

マンションや宅地化が進めば、当然商店街も賑やかになるはず、と思うけれど、そうはいかない。
北初富や新鎌ヶ谷地区の商業施設や船橋での消費行動がなされていて、
鎌ヶ谷駅西口周辺は以前ほどの活気もなく、空店舗対策もとられている。
個人商店も苦戦してる。
象徴的なのがかつてビックコバヤシというスーパーの入っていたテナントがある。
ここ数年でフジマート、元気新鮮館、アントレと顔が変わるものの撤退が相次ぎ、
今現在は空き店舗だ。
この間、鎌ヶ谷駅には東武ストアがオープンしてる。

大企業の商業施設に対抗するには営業時間をはじめとする部分で限界がある。
加えて、自動車の存在が駐車場や車通りがスムーズなところへと余計に人の流れが形成される。
駐車場を確保と言ったって、個人商店でその投資が見合うものかを考えれば
素人目でも躊躇すると思う。

さらに商店街は徒歩や自転車で買い物をする場所だけれども車通りが結構多い。
しかも通り過ぎてくだけ。
これがさらに人々が商店街から離れていく要因になっているのかもしれない。

あとは東武野田線新鎌ヶ谷駅の開業に伴い、初富駅へ乗り換えのために歩く人も減少。
これも追い討ちをかけてる。
 
東口がKAOの会なら西口はATM鎌ヶ谷だ。(ATM=歩いて楽しい道づくり)
ワークショップを幾度となく行い、何とか歩きやすい道をつくろうとしている。
区画整理も行われてるけど、根本的な解決にならない。

高架化に伴い、沿線の道路が整備された。駅から降りて初富駅方面へ歩いて欲しい。
高架下の利用ができると高架化される際に掲げられた
メリットの現実について実感できるはずだ。利用されてるよ。
それらに共通項があることに気付くと思う。僕でも気付いた。

高架下、その所有権は誰にあるでしょう?高架化のおカネって誰が出したでしょう?
で使ってるのは誰?それってどこの関係の人?
新京成の高架化に反対する根拠の一つがここにあったりする。
posted by 小林 慶太 at 23:15| Comment(6) | TrackBack(0) | 地元の駅紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月26日

鎌ヶ谷駅〜グランプリの駅前広場〜

百話目も越えたことだし、
とりあえず、今週は地元の駅を紹介していくよ。
鎌ヶ谷市には高架駅化される
初富、新鎌ヶ谷、北初富の他にも
いくつかの駅があるんだ。
第1回目は駅前土地活用グランプリを受賞した
東武鎌ヶ谷駅をご紹介。
DSC00080.jpg
こちらが駅前土地活用グランプリを受賞した東口。
東武野田線の高架事業に伴い再開発がなされた。
駅に関して言えば典型的な地方の駅だよね。
「都会」に対する劣等感をまざまざと感じさせるあたりかな。
ありのままの自分を体現させた駅ではないと思う。

鎌ヶ谷市とNPO法人KAOの会が協働で築き上げたご自慢の駅前広場がある。
ファイターズタウンへのバスやききょう号はこちらから出ている。
一日の平均乗降客数は11,124人。(千葉県統計年鑑平成17年版より)
駅改札向かいに東武ストアをはじめとするお店が入ってる。24時間営業。
今や新鎌ヶ谷駅ができて、新京成、北総線、東武野田線の三線が交差するようになってから
街の顔がその周辺に移りつつあるけれども、鎌ヶ谷市を代表する駅の一つがこの鎌ヶ谷駅。
因みにホームは対向式ホーム。エスカレーター、エレベーターあり。
住居表示は道野辺。

DSC00081.jpg

DSC00082.jpg

そしてこの2枚の写真が東口から駅前を眺めたところ。
タクシー乗り場のある駅前広場はマンションに囲まれてる。
右の写真の2つのマンションがガーラシティというマンション。
1つにはいくつかの医院、デイリーストア、薬の福太郎とカフェローザが、
そしてもう一つにはオリジン弁当とりすのこ園という保育園の分園が、
テナントとして入ってるんだ。

駅前で全てが事足りる、という賞賛があるけれど、
周辺を歩いてみよう、と思わせる駅ではないような気がする。

それでもNPO法人と市が協働で駅前広場を作り上げたというのは非常に評価すべきことなのだと思う。

そして造ろうと思えば、ありのままをさらけ出す駅ではなく
こういう格好つけた「都会志向」の駅もこの街は造り上げる力があることを示してると思う。

でも、全てがこういう駅だったらどうだろう?ってこと。
そして造り上げることができるけれど意図するものがあって敢えて造らないという
選択肢もあってもいいんじゃないかな、って僕は思う。

船橋方面から列車に乗ってくると鎌ヶ谷高校の辺りから高架線になる。
住宅地から梨畑に周辺が切り替わりやがて市街に再び入っていく。
駅が近づくにつれ周辺に乱立するマンション。
そんな沿線風景。

マンションは一戸建てに比べて低価格かもしれないけど、
入居時期が非常に集中すること、若い世代の入居があっても、
その子どもの世代はそのマンションからいずれ出て行くから
ある時期を過ぎると高齢化を一層早めることになること、
建築物の老朽化に対する対応がしにくいこと、
(老朽したマンションに新しい人たちは入居してはこないと思うけど)
という不安要素が幾つも絡んでいることを
承知で行政は安易な開発を許しているのだろうか?

常盤平団地や高根公団と近隣にも高度経済成長期を代表する集合住宅の
高齢化に歯止めがかけられない状況を見ながら、自分たちは大丈夫って思ってるのかな?
んなわけないから。

「魅力的な商店がない」から大企業誘致とか「税収確保のため」入居者増加策とかは
プロ野球でいうところの某新聞社の球団の戦力補強となんら変わらないような気がする。
生え抜きが育たない。
せっかくの生え抜きもどんどん他球団で活躍する。
そんなのと似てる。
阪神の金本選手のように加入して急激な化学反応を起こすなんて稀だよ。続きを読む

posted by 小林 慶太 at 20:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 地元の駅紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月14日

新鎌ヶ谷駅2「未来の代償」

8A99839692J8Es82CC89w20011.jpg
昨日に続いて今日も新鎌ヶ谷駅のご紹介。
新鎌ヶ谷駅は1991年3月に北総線の通称2期線開業とともに出来た駅。
もともと三線が交差するところに順次、新京成、東武野田線が駅を設置して今日に至った。
前回紹介した駅前広場は北総線2期線開業時にあったものを壊して、
新しく場所を確保して設置したもの。
そしてこの写真が現在の新京成の新鎌ヶ谷駅。
駅自体も1993年の開業と、新京成の中で最も新しい駅なのに、写真のはもう2代目のホームだ。
初代は北初富駅のような対向式ホームに跨線橋がある形式だった。
現在は島式ホーム。改札へはホームから地下へ階段を降りていく。
撮影は中核病院が出来る辺りからした。駅前広場から撮ったものではないんだ。
2代目ホームはあくまで高架駅化へのつなぎ。
なのにエレベーターもあるし、ごく一部の駅にしかない電光の行先表示板も設置されている。
僕自身にしてみれば北総線の新鎌ヶ谷駅には非常に思い入れの強い駅だけれども、
新京成の方はあまり思い入れもない。別にこの駅は高架化してもどうでもいい駅。
見慣れた光景が何一つないんだもの。
CMでも広場の裏を列車が駆け抜けていくように、
現在の駅と周辺も絵にならない光景というわけでもないよ。
ムリにお金をかけて高架にすることもないような気もする。

そして問題はコレだ。
8A99839692J8Es82CC89w20013.jpg
こちらも新鎌ヶ谷駅だ。全部同じ日に撮ったものであることを断っておくよ。
駅の看板の上の高架にある駅が北総線。新京成のホームは駅の看板の奥の方に位置している。
こちらは西口。
初富保健病院への送迎バス乗り場と、有料の駐輪場、京成グループの駐車場や民家が並ぶものの、
広場もない。
東口が国道に面していることもあるし、権利関係もあるかもしれないけど、
この差を考えると、東口広場はどちらかというとゲスト向けの印象を感じるんだよね。
北初富と初富の駅に市民の広場をつくる前に、
新鎌ヶ谷駅西口について話が挙がらないのは何故なんだろう?という疑問もあったりするんだ。

昔は「区画整理反対」という看板がこの界隈にいくつかあったんだけど、
それが何を意味するのか全然分からない子だった。考えもしなかったよ。
でも「まちづくり」という駅前開発がなされて
その言葉の意味するものがようやく少しだけどわかった気がする。
ずっと住んでいた街で、何度も歩いた道がまるっきり面影すらなくなってしまったり、
なくなってしまい、恥ずかしいことに思い出すことすらできない、ということが
現実に直面してしまう。
それが「区画整理」の生み出した一側面だったんだということに。

別にどうでもいいことかもしれない。
ずいぶん前のことで忘れてしまった、そんな一語で片付けてしまえば。
就職や転職にも役に立たないし、金銭的価値なんて何も生み出さないしね。
恩恵より代償に失ってしまったもののほうが多いかもしれない。特にこの数年は。

小説やドラマにもならないし、大した歴史もない駅の高架化を止めることは無理なのかなぁ。
僕も諦めが悪くてねぇ。

※今週は長文の上、すごくローカルな話題で
お付き合いくださった方がいらしたら、真にありがとうございます。お礼を述べさせて頂きます。
posted by 小林 慶太 at 21:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 地元の駅紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月13日

新鎌ヶ谷駅 仲間由紀恵さんも絶賛…したのかなぁ?

何か他に書くことがあるような気がするけど、
今日は新鎌ヶ谷駅の駅前広場のご紹介だ。
8A99839692J8Es82CC89w20014.jpg
8A99839692J8Es82CC89w20017.jpg

前回書いたように、新鎌ヶ谷駅には2つの駅前広場がある。それがこれ。ともに東口にある。
最初の写真は以前タイトルにもした「アクロスモール」建設予定地から眺めた一つ目の駅前広場。
東武野田線、北総線、新京成とどれも改札を出て真っ直ぐ進むとここに出る。
2004年3月から本格的に使われ始めたもの。タクシー乗り場とレインボーバス乗り場がある。
バスは鎌ヶ谷市役所−白井駅、白井工業団地などを結ぶ路線。
西白井2経由と高柳駅経由でバス停が異なる。
2つ目の写真の広場は、
前出の広場から北総線の高架下と新京成の踏切を渡ったところの
イオン鎌ヶ谷ショッピングセンターの向かいに位置する。
ここにはコミュニティバスききょう号のバスや、東京学館総合技術高校、
秀明大学の送迎バスの乗り場がある。
あとはファイターズタウンへのシャトルバスもここから。毎日出てるわけじゃないので注意。
それで仲間由紀恵さんのジョージアのCMで使われた広場がここだ。
都会的なイメージにピタリと合うから起用されたらしい。
選んだのはCM制作会社であって仲間由紀恵さんじゃないからね。一応。
因みに北総線沿線はTVドラマやCMスポットが多い。北総鉄道が力を入れてる。
写真に見える時計は1つめの広場にもある。

とまあ、これだけ立派な広場が二つあるし、外への玄関としての機能を十二分に有しているから、
市外からの乗降はこの駅に集中させて、
とりわけ距離の近い北初富、初富は同じ機能を持たせる必要もないんじゃないかなぁ、と
僕は思うんだ。くどいか。
そして「安らぎや憩い、にぎわい」の場として様々な演出がされているんだけれど、
それを使う人が十二分に使っているかというとアヤしいかもしれない。
お金が有り余って仕方ないとか、使い道がこれしかないなら納得するけどね。

高架線一部は橋脚と橋脚がつながってきちゃってるし……。まだまだ続くよ。
何しろ新鎌ヶ谷駅にはもう一つ西口があるんだし。
その差を次回ご紹介。

posted by 小林 慶太 at 22:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 地元の駅紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月12日

北初富駅2「この街に憩う、安らぐ、賑わう」

今週は駅の話ばっかりだ。
高架駅化反対という反社会的行為を全国ネットでPR。
今日も北初富駅のご紹介。
8A99839692J8Es82CC89w20008.jpg
写真は高架駅化後に設けられる駅前広場入口の様子を撮ったもの。
この布石として自動車がかろうじてすれ違うくらいがやっとで、
人はなかなか歩けなかったこの道路が拡張された。これは評価しちゃうのだ。

駅自体は新鎌ヶ谷駅側のこの辺に少し移転するんだ。

この少しが問題。新京成は一駅間隔が短い駅が結構ある。
一番短いのが松戸新田−みのり台間と高値公団−高根木戸間の600m。
ホームの先で次の駅が見えちゃう。
次が上本郷−松戸新田間と北習志野−習志野間の700m。
そして現在の北初富−新鎌ヶ谷間は800mなんだ。

今の新京成で距離の短い二つの駅にともに駅前広場があるところはない。
どちらか片方にあるか、もしくはない、という感じだ。
北初富−新鎌ヶ谷−初富には新鎌ヶ谷に駅前広場がある。しかも2つも。
そのうち一つは仲間由紀恵さんがジョージアのCMで登場した鎌ヶ谷市ご自慢のものだ。
これは次回ご紹介。
だから市にお金があって仕方がないなら、ロータリーがあっても良いけど、
別にムリして作ることはない、というのが僕の考え。

ロータリーは交通のターミナルという側面の一方で賑わいや安らぎ、
憩いを提供する場所という側面もあるから必要だ、という意見もあるだろうけれど、
駅前広場で目にする賑わい、安らぎ、憩い用のベンチとかってどういう使われ方してる?

何か良からぬ学生がタムロしていたり、バカップルの溜り場だったり、
井戸端会議の場所だったりしない?
いちゃいちゃする相手もいない小父さんのさもしい駅前のイメージだったり、
情報処理能力と言われればそう。これも賑わいだし、安らぎだし、
憩う場所として役割果たしてる、というのも認めるけど、
だったらそんな事のための場所を無駄に増やすこともないような気がする。

つまり、広場を設けるにあたって、どういうことをすることが
賑わう、安らぐ、憩う、なのかを考えなきゃいけないと思うんだよ。
非効率的に無駄に広場を造るのであればなおさら。
当然、意見の違いも出てくるけれど、考える、という行為が、
広場に対して価値を付与することになる。

造ってから考えるじゃ、同じことの繰り返しだね。

北初富駅は一日平均の乗降客数は多くはない。けれども人がいないわけじゃないんだ。
中沢、初富、初富本町、北初富、串崎新田という周辺の地域にマンションも多いし、
大型店も激戦区。開発には悩む面も多いけど。
目的によって駅を使い分けることのできる地域なんだ。
船橋へ行くには鎌ヶ谷駅もしくは新鎌ヶ谷駅。
松戸方面なら北初富。津田沼方面なら初富。という感じ。
バス路線も設定はコミュニティーバスだけだから、なおさら広場の性格を考えないといけない。
そういう議論を乗り越えて、鉄ヲタでダメ人間の戯言を論破して欲しい。

駅前広場なくても魅力的な通りの演出をしているところって結構あるよ。
新京成沿線だと二和向台駅とか。広場があれば賑わう、という話は却下。

憩う、安らぐ、賑わう、には、もっと地域色や多様性があってもいいと思うんだ。
公園もそう。粟野の森公園なんかはそういう課題に挑戦してる。

すっごく地元の話で読む人ってどうなんだろう?
posted by 小林 慶太 at 19:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 地元の駅紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月11日

北初富駅の今と近い昔について

初富駅から新京成で松戸行に乗って2駅目、
もしくは初富交差点から国道464号線を同じく松戸方面へ歩くと貝殻山公園を通って
1キロくらい?のところに現れる駅が今回紹介する北初富駅だ。

国道464号線は直線だけど、新京成はグルッと迂回して新鎌ヶ谷駅を通って北初富駅に到着する。
新京成は前身が鉄道連隊の敷設した線路のため
全線通して迂回が多いのだ。一部短くしたのもあるけど。
8A99839692J8Es82CC89w20005.jpg
写真は初富方面から撮った北初富駅。
1993年に新京成の新鎌ヶ谷駅開業まで、北総線がこの駅から乗り入れていたし、
一日数本ながら折り返し列車もあった駅。
京成津田沼や新津田沼からの鎌ヶ谷大仏行列車が松戸まで直通するようになったのもこの時期。
初富駅は市街中央に位置しながら、列車本数は他の駅に比べ恵まれていなかったんだ。

で、駅の右手に伸びる高架線が北総線。
対向式ホームで橋上駅舎。二十年くらい前に現在のかたちになったんだ。
以前は初富方面側の出入口はなく、写真奥の自動販売機脇のあたりに駅舎と出入口があっただけ。
島式ホームとの違いはあっても、反対のホームに行くのには改札をくぐり、
踏切を渡るという初富駅と同じような感じだった。

そもそもみのり台駅や松戸新田駅も以前は初富駅と同じように、
駅舎のないホームへは改札をくぐって踏切を渡るという駅だったと思う。記憶が曖昧……。
今日の新京成で唯一橋上駅舎や跨線橋という形式をとらない駅が初富駅なのだ。
初富駅が北初富駅のような形式だったら駅前広場設置には反対するけれども、
立体交差事業白紙化まではパブリックコメントで提案したりはしなかったと思う。

高架の北総線は開業以来なのだ。初めからこういう構想だった。
そこにやはり新京成の高架橋という同じものができてしまうというのは景観としてどうなんだろう。
この先、松戸へ向かうと新京成は北総線の下をくぐって、くぬぎ山を目指すので、
この辺までが高架化の限界だと僕は思う。
逆に北総線をまたぐ、という構想があるかもしれないけれど、
これ以上高い高架線はなおさら見苦しいと思うんだ。

北初富駅の一日あたりの平均乗降客数は5400人。
左側の出入口にはエスカレーターがあるけど、右側の出入口のほうにはない。
踏切を渡ったところにはミニストップが06年1月まであった。
高架線の奥に赤い屋根が見えると思うけれど、これがオリンピック。
手前駅出入口の脇にはスーパータカセと煙草の自販機とシャッターの閉まった店舗が3軒、
そして奥にはみどり幼稚園がある。
スーパータカセは大型店相手に大健闘しているお店。全日食チェーン。
一応ファイターズタウンへの最寄駅。結構歩くけど。

駐輪場は道路を挟んで左右にある。
左側は駅を写真奥の方へ歩くとすぐに脇道があって、そこを進むと高架下を利用した駐輪場がある。
出会い頭はキケンかもしれない。実は北初富駅、鎌ヶ谷市内で唯一の無料駐輪場がある駅なのだ。

これを新鎌ヶ谷駅寄りに高架化して移転するわけ。駅前広場を一緒につくって。県と市の協力で。
次回へ続くよ。
posted by 小林 慶太 at 23:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 地元の駅紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月10日

初富駅2「空がなくなる日」

8A99839692J8Es82CC89w20021.jpg
今日は前回に続いて初富駅のご紹介。
一日あたりの平均乗降客数は約6500人。
やっぱり駅舎とホーム、上り線、下り線をカメラにおさめるとこのアングル。
ちょうど撮影した場所の背後に県道57号線千葉鎌ヶ谷松戸線が走っていて、
歩いて1分くらいのところに県道船橋我孫子線との初富交差点と東武野田線の高架線がある。
道路向かいには鎌ヶ谷ショッピングプラザ、中央公民館がある。
ホームからショッピングプラザに行くのにはまずホームで踏切を渡り、駅舎の改札をくぐり、
踏切をまたいでいくのが普通。
伊勢屋という商店の前と、初富交差点にも信号機があるけれど、
地元の人は踏切が下りるタイミングや県道の車の流れを見て渡ってしまう。
そしてこの写真の左側にあたるところに鎌ヶ谷市立図書館、郷土資料館がある。
少し迂回しなければならないけど。
三十年近く前には市役所があった場所が今日の市立図書館。
市役所中心で物事をはかるのもどうかと思うけれど、市の中心部なのだ。
それに字(あざ)も中央だし、鎌ヶ谷小、鎌ヶ谷中という
市内最初の小中学校がつくられたのもこの辺り。

駅舎の隣には立体駐輪場があって、奥には鎌ヶ谷小学校へと延びる商店街がある。

ホームは島式ホームで、駅舎から踏み切りを渡ることになる。
階段があるけど、ここにスロープも設けられているんだ。
売店は駅舎に入る手前にあって、トイレは駅舎の奥。自動改札になってる。

ホームの屋根の後ろの木が前回のケヤキの木。

で、これを高架にして、新鎌ヶ谷駅寄りに移転して駅前広場を作ってしまおう、
というのが新京成立体交差事業のあらまし。
実際、県道の自動車の往来も多く渋滞がよくできる地点にある駅なので、
元凶に踏切があげられたりする。

だけど僕にしてみれば交差点が近くにあるんだから高架にしても大差ないし、
非常に簡素にまとまった駅を、わざわざこれ見よがしにエレベーターやエスカレーターを付けて
バリアフリーだ!というのはどうなんだろうね。
お前みたいな健常者の発想じゃ障害者の気持ちも分からない、と言われればそうかもしれない。
でも一人で何でも解決できる社会って本当に必要なのかな?
なんでも助けを借りなければいけない社会も困るけれど、
何でも解決できたらどんどん他人に無関心になっていくよ。

高架化してエレベーターを利用する車椅子の方を別に当たり前と見る社会が「やさしい」のか、
この駅のスロープが上りにくくて困っている車椅子の方を周りの人がカバーしてあげる社会が
「やさしい」のかそういう話もあるよ。
これくらいのスロープなら喜んで手を貸すよ。僕でさえ。

新京成がやりたいというならやらせるべきだと思う。お金は自分で出すのなら。
お金がない県や市の力を借りてまでやる事業じゃない、というのが僕の反論。
高架にすると、もうこの街の「空」がなくなるよ。

新京成が高架になって、東武野田線の高架の続く光景を想像して僕は深く思った。
別に中心から外れれば空なんてイヤと言うほど
見えるけどさ。

8A99839692J8Es82CC89w20026.jpg
こっちは県道千葉鎌ヶ谷松戸線から初富駅ならびに初富交差点を眺めたもの。
posted by 小林 慶太 at 18:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 地元の駅紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月09日

初富駅のケヤキの木

街づくりかまがや第76号のトップ記事に初富駅、北初富駅前の整備を検討という記事が
ついに出てしまい、非常に高架化白紙化を企てる僕は反社会的な行為をしている思いに駆られる。
事実そうだし。
最寄の北初富駅は昨春4回懇談会があったのに参加しなかったのが悪いよなぁとつくづく思う。
欲しいゲームの発売日とかチェックしていてこういったのを見逃すというのは致命傷。
しかも二十歳超えててこの様だもの。

それでも何かできないかなぁ、と思って今日は僕が話題に挙げる鎌ヶ谷市内の駅前と
アカシヤ公園の鉄道連隊の橋脚跡を撮影してきた。 
暇人だと思ったでしょ?非生産的なことをしてると思うんじゃない?      

良いんだよ、ブログタイトルの説明にあるじゃん。自称だけどさ。

少しずつブログで紹介していくつもり。容量とかあるからわからないけど
くぬぎ山、北初富、新鎌ヶ谷、初富、鎌ヶ谷の5駅。
北総線の駅は喜んで撮影にいくのだけど、新京成の駅は……、というのがホンネ。

大体、デジカメで撮ってる姿は不審人物そのものじゃん。
自転車で1時間くらいで終わる仕事。
市役所にも行って、けやきネット協議会の申し込みをしてこれくらいの時間。
まあ、その圏内にこれだけの駅があるということなんだけど。
8A99839692J8Es82CC89w20020.jpg
で、全国ネットで恥さらししながら綴っているので何だけど、僕はブログ管理が素人。
今回初めて画像を取り込んで地元を紹介するよ。
第1回目はけやきネットの由来の初富駅裏ケヤキの木をご紹介。
ま、脇道に入った有料駐輪場にある木。
当たり前だけど、木は1年、2年で成長するものじゃないんだよね。
ここまで成長するのにどれくらいの歳月がかかったんだろう。
奥に見えるかなぁ、ホームの屋根があるんだ。
あまり利用者も感慨なく通り過ぎたりしているかもしれない。
でもずっと駅を利用する人や列車を見送ってきたんだ。
高架駅化に伴い、このケヤキもなくなる。地主の方も街の未来のために了承されたそうだ。
新しくできる未来にそのケヤキはない。
それでもさ、できればケヤキとともに未来を見つめたいし、この街で暮らして生きたいと思うんだ。
例え輝かしい未来が待っていなくても。

と、いうわけで、僕はケヤキの木さえも
「高架駅化白紙」のために「人質」にとってしまう卑怯者なのだ。
鎌ヶ谷中学校や、鎌ヶ谷小学校のみなさんはどう思われているのかなぁ?
別に街に将来はいないから関係ない、なんて言わずにこういう広場が欲しいとか、
僕みたいに高架はいらないとかまずは議論を交わして欲しい。

posted by 小林 慶太 at 20:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 地元の駅紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする