2020年02月09日

妖精なき風そよぐ谷

いすみ遠征編2019冬
2019年12月25日、
いすみ市の苅谷地区へとやってきて風そよぐ谷国吉駅へと向かった。
こちらは国道465号を苅谷T字路方面へと撮影したところ。
いすみ鉄道の応援団団長をなさっている方が
経営されている旅館をそばにしての一コマ。
いすみ遠征編2019冬
夏期にやってきた際は建物に足場が組まれていたので
対面するのを心待ちにしていた部分もあったものの、
いざ目にしてみると「あれ!?」といった感じで
さほど外観には変化がなく、
機能をいすみ市役所夷隅庁舎に移していながらも
なおこちらにいすみ市商工会館の文字が入っていて
少しばかり戸惑うものがあった。
いすみ遠征編2019冬
同時にその時行っていたのが
キハ52-125再塗装のクラウドファンディングが
予定金額よりも上回ったことを受けての
こちらの構内に留置されているキハ30-62への再塗装。
艶やかな肌を取り戻した姿とここで対面することになった。

なかなかこれを果たしたくても果たせないところがある中で
資金捻出を図ることができて、
この姿を取り戻せるというのは
多くの人々のそれらへの価値に対する投資姿勢の結果。
最終所属を示していた「千マリ」が初期の「千カウ」になったり
朱色もデビュー当時の朱色を採用していたりと
さりげないマイナーチェンジで復古を果たしているらしい。
いすみ遠征編2019冬
風そよぐ谷国吉駅駅舎内の様子。

待合室は駅名表示板や応援団の方々の伝言板がなくなり
味気ないくらいにスッキリとしてしまった。

「なにもないがあります」のポスターと
デンタルサポート大多喜駅の竹燈籠イルミネーションの告知が
ホワイトボードになされているものの
ごちゃごっちゃした賑やかさはなくなってしまったように思う。
それありきのものをごく自然なものとしていた身としては。

ストーブは引き続き置かれているけれども
ヴァレーウィンズが営業していない現況では
終日無人となっているところにあるので
暖がとれるようになる機会はそう簡単に巡り合えないのかもしれない。
いすみ遠征編2019冬
ホームに面した出入口や
ヴァレーウィンズ側のベンチ背後壁面は
列車運行に関わる案内や沿線のスナップ写真が飾られているので
向かいのストーブ側の変化が対照的だった。
いすみ遠征編2019冬
駅舎待合室に掲出されているもので
拾い上げておきたいのはデマンド交通の案内。

千葉中央バスが運行を受け持つ乗合タクシー。1回400円。
夷隅地域は風そよぐ谷国吉駅がある苅谷地区をはじめとした中央エリアから
松丸や能実などの北部エリアと
NIGO上総中川駅のある行川、八乙女など南部エリアを結ぶ便を設定している。
利用する15分前に予約が必要で
北部エリアと南部エリアから中央エリアには
8時から毎時1本ずつ16時まで8本を設定し、
逆方向の中央エリアから各方面には7本の設定を用意してある。

ほかに風そよぐ谷国吉駅周辺には
いすみ医療センターがあるので、
ここから大原地域並びに岬地域へとそれぞれ6便ずつ
そちらも乗り合いタクシーの選択肢を用意している。
この朝1本目にあたる8時の便は前営業日までに予約が必要。

いずれも平日運行。
「どなたでもご利用できます」というように
地元の方だけでない人までを対象にしているデマンド交通は
あまり目にすることがなかったし、
選択肢として提案されているのを目にすることもなかったので。

風そよぐ谷国吉駅のレンタサイクル営業日が絞り込まれたのと、
この案内の掲出は関わりがあるのだろうか?
いすみ遠征編2019冬
風そよぐ谷・国吉駅の構内へと出て
まず見ておかなければならないのは
やはり自分の枕木オーナーとしてのプレート。

旧来からのものを一通りリセットして
今夏に募集を受けて設置をしてもらっている。
手前の上り線側の枕木に見えるのがソレ。
全部で6枚あり、そのうちの1枚が自分のものだ。

普段からあまりちょっかいを出すこともなく疎遠な身でありながらも
こういう機会に改めて風そよぐ谷国吉駅に
その設置を申し出て、これが一番乗りだった。

他に選択肢というのもあったけれども
惰性の塊というのが一番大きいことは否定しないものの
街や線路を取り巻くヒトの営みというのは
続くようにしていかなければ、という発想に基づくので
これからも来るべき理由をほじくり出してはやってくるのだと思う。

構内踏切の向こう側、下り線側には
国吉神社と出雲大社上総教会の紹介のボードを掲出している。
初詣に際して深夜帯の列車設定をすることはなくなったけれども
地域の神社としての国吉神社だけでなく
出雲大社を前面に打ち出して
参拝者の受け入れの準備をしているのは変わらない。

さりげないことだけど、明確に番線表記がなされるようになった。
いすみ遠征編2019冬
そんなわけで2番線から
風そよぐ谷・国吉駅駅舎と1番線ホームを撮影したもの。

この駅舎の改修工事を境に
こちらのトイレは工務課の倉庫に変わり、
別途、自動販売機脇の公衆トイレを
利用してもらうように変わっている。
いすみ遠征編2019冬
この背後に公衆トイレがある。

一連のインフラ整備は立ち上げ段階で
既にそのようになっていくことを
視野に入れてあったものだったのだろうか?

列車と同じ塗装の小屋は
たこ飯やソフトクリームの販売とレンタサイクルの受付を行っている。
土休日を中心とした営業になっているので
平日と土休日は非定期需要である来訪者も違えば
その用意される観光のスタイルや選択肢も異なるものになっている。
いすみ遠征編2019冬
駅舎の出入り口に掲げられていたボードからには
シルエットだけとなっていたのに対して
風そよぐ広場には木彫りの某キャラクターが健在。
それもさることながら
これだけの広場を生業とされているわけでもない方が
一番大きな課題である草むしりをはじめとした障壁と対峙しながら
広場と呼べる空間を維持をされている事が何よりのこと。
いすみ遠征編2019冬
風そよぐ広場にも
「いすみん」がゴミの持ち帰りを進めている。
うちの街と違って念を押すように設置しただけだと思う。
いすみ遠征編2019冬
15:46、ここから1番線に入線してきたいすみ351に乗車していく。
15人ほど先客がいらっしゃり、
こちらから乗車するのは自分一人だった。
駅名表示板の足元のプランター、
実車よりも多いと形容したいすみ200´型をモチーフにしたものではなく
一般的なプランターがそこを占めるようになってきている。
こういうところまできめ細やかに手入れをされているというのは
見た目よりも遙かに、ということの上に成り立っている。
想像の枠を出なくとも、そういうところに突き当たるのは事実だろう。

つづく
posted by 小林 慶太 at 23:58| 千葉 ☁| Comment(0) | 旅行編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]