2013年07月18日

地元の駅紹介2013年版

新京成の立体交差事業もさることながら
この辺りで市内に立地する駅の近況について触れていきたいと思う。

「(他人の)子育てに(も)優しい社会を!!」という人は
グローバリゼーションに身を置いてあらゆる人々にそれを提供することを考えているから
当然、個々の地域や人々の生活に行き届く着眼点を持続して
求める社会へと近づける努力を日々怠らないのだろうけれども、
あいにくそういう発想は毛頭持ち得ないので限られた範囲で
非常に限定されたものを取り上げていく事に過ぎないわけだけれども。

記事で取り上げている数値は2011年度のものに準拠している。
統計かまがや、並びに鉄道事業者が集計している数値の最新版がこれに当たるため。
地元の駅2013年
まずはくぬぎ山駅。
1日平均の乗降客数は6846人で2010年度比で10人ほどの増加を弾き出している。
総じて横ばい傾向が続く中で、
定期外利用について見ると乗車よりも降車が多い構造となっている。
この辺はバックグラウンドに
どのようなモノが存在するのか、というのは推して知るべし。
地元の駅2013年
くぬぎ山駅東口の様子。
脇に隣接する(旧)「くぬぎ山食堂」はブログを書いている人間が
小学生の頃から未だにこの外観を保つままで、
駅周辺は時間軸を止めた往時の賑わいの遺構を抱えているところも否めない。
国道464号から少し離れたところに位置するというのも
その理由の一つだけれども、これだけが原因というわけではない。
地元の駅2013年
くぬぎ山駅東口から小杉商店と武蔵庵方面を見た様子。
手前の民家が変化といえば変化。
立体駐輪場はそのキャパシティと
裏腹に提供している台数は遥かに少なく、
外観もまたさらに風雨に晒されていることは否めない。
店舗は営業を取りやめたり宅地へと変貌を遂げているので
乗降客数よりも「賑わい」というものをイメージするのには程遠い。
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くぬぎ山駅東口から国道464号方面を見たところ。
伊藤書店や理容オガワ、焼肉庄平といった店舗が健闘している。
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こちらはくぬぎ山駅西口。新京成本社の目の前に当たる。
地元の駅2013年
続いてくぬぎ山駅西口から正面を見たところ。
制服取扱店の松下商店が営業をとりやめたので、この視界で見える店舗は
山中不動産とマンション階下に入るファミリーマートなどの店舗のみと
さらに絞られた感が否めない。
志村ビルの階下で駄菓子屋さんが非常に営業時間が限られているとはいえ
今日も営業を行っているのは
子ども人口の多かった時代を知っている人間にしてみると
せめてもの救いながらも、現況を打開し得ない社会構造に陥っている事も
紛れもない事実だ。

スーパー「ベルクス」の売上上位店舗とされる松飛台店の商圏に
界隈の住宅地やマンションは位置しているので
必ずしも駅の近況=地域の人口構造とは直結しないものもあるのだけれど。

新鎌ヶ谷地区を抱える市街を抱えるように
同一市域で中心市街というものの必要性を否定するつもりはないけれども、
こういうものを置き去りにしながらさらなる「発展」が導いていく事は
人々の分断に他ならないと思えるのは気のせいだろうか?
地元の駅2013年
くぬぎ山駅といえば新京成で唯一ホームから
梨畑が見えるという貴重な駅だったけれども
それもまた過去のものとなってしまった。
名産品は「梨」だと誰もが答えるところながらも
その先にある社会構造はそんな簡単に答を導き出せるものではない。
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続いて北初富駅。
一日の乗降客数は4827人で2010年度比-247人という
立体交差事業が進められ熱意で駅前広場が作られてしまう
そんな事実と相反する数値を弾き出している駅だ。
年々減少傾向に歯止めがかからないのは
隣接している新鎌ヶ谷駅の存在と無縁ではないものの、
果たして完成後は人々が思い描くような求心力を体現できるだろうか?
ちなみにこちらも定期外利用は乗車よりも降車の方が多い傾向にあり、
その降車は2008年比で10%ほどの減少となっている。
乗車に至っては微減。

単純に初乗り140円として247人が365日分減るって
どういう事なのか考えながら
「(他人の)子育てに(も)優しい社会を!!」っていう人は
公共交通機関を利用したり、市街での生活に身を置いているに違いない。
何にも考えないでそれを叫べるというのは
浅はかにも程がある。
加えて求めている未来がそれに相反するものとなればなおさら。
なんか色々とわかっているらしいですけどね。(思いっきり皮肉)
地元の駅2013年
このブログで頻繁に出てくる駅の一つなので
今更リアルタイムな変化について触れる必要はないと思うけれども
話題にしていない点では
国道464号を挟んで位置している「じゃんじゃん軒」がなくなっている。
その他、国道464号の交通量に支えられて店舗が形成されているので
こちらは駅利用者と店舗の需要が必ずしも直結しない構造にある。
地元の駅2013年
北初富1号踏切から北初富交差点へと視線を向けた国道464号の様子。
駅と生活者の動線を結ぶと
なおさら駅を中心とした賑わいという
行政の構想に当てはまる店舗形態は絞られたものというのは明らか。
地元の駅2013年
新鎌ヶ谷駅。
新京成は一日の乗降客数が29952人で2010年度比で330人ほどの増加。
ひとつのところの賑わいでのおカネを廻していけばいい、という
そんな公共性の考えもあるけれども、それを補えるのには程遠い増加という
こういう形容を充てて置きたい。
加えてどこも「増加傾向」をはじき出せた1980年代〜90年代に至るまでの時代に対して
それが体現できることが限られていることに決定的な問題があり、
加えて「減少傾向」との乖離がさらに物事に拍車をかけているのが現実だ。

定期外利用は降車よりも乗車傾向が多く、
市内の個々から降りて、最終的に新鎌ヶ谷駅から帰るという
そんなサイクルが新京成から見て取れるけれども
こんな簡単な話ではない。
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我らが北総鉄道(一応京成成田空港線のアクセス特急も一コマに入れた)は
一日平均の乗降客数は24005人(統計かまがや準拠)で
千葉ニュータウン中央駅に続いての2位の数値を導いている。
年々増加傾向にあるとはいえ、
沿線自治体の運賃負担に京成成田空港線直結というトピックが絡んでも
極めて高い増加というものには至っていないのも確かだ。
2010年度比では392人の増加に留まる。
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東武野田線は35729人の一日平均の乗降客数を抱える。
2010年度比で1414人の増加を弾き出しており、
乗降客数もさることながら増加傾向も抜きん出ていることが明らか。
ほぼ定期外利用における乗降客もほぼ同じ。
若干降車が多く、
「かまたん」が自由通路で「新鎌ヶ谷からはじまるキミの旅」と声をかけているのは
そういう構造に整合していると捉えるべきかと。

乗客が多い、降車が多いというものと回遊性を絡めると
ターミナルにパンッと仕掛けを、という単純な話ではない。
「(他人の)子育てに(も)優しい社会を!!」という人は
この辺も踏まえて個々の地域に賑わい=子育てへの優しさを付託することを
常に脳裏に描かれているかと。
地元の駅2013年
これまた頻繁に出てくる駅の一コマなので
新鎌ヶ谷駅東口からの駅舎を撮影したところ。
北総鉄道高架下にヴィデフランス、東京チカラめし、鶴兵衛など
乗り換えを意図しているところに店舗が入り、
東口交通広場方面にもマクドナルドにくすりの福太郎、KFCが入居。
さらにアクロスモールと鎌ヶ谷ショッピングセンターが周辺に立地している。
地元の駅2013年
東口交通広場からアクロスモール方面を見たところ。
賑わいが創出される以上に競争が激しい店舗改廃が行われているのも否めない。
「(他人の)子育てに(も)優しい社会を!!」という人は
限りある人口で賃金上昇に非正社員まで3年間の育児休暇を誰もが3回取得できるくらいの
雇用体系を導かれている購買に日々勤しんでいるのではないかと。
むしろ可能性削ぎまくって「子育てに優しいなぁ」とか宣っているってことはありませんよねぇ。
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言わずと知れた初富駅。一日の平均乗降客数は5660人。
2010年度比-107人と北初富駅に比べると求心力のある事を仄めかしながらも
その減少傾向は否めない。
初富駅は新京成で唯一構内踏切があるとともに
恒常的にスタンプが設置されている駅だ。
ICカードチャージ機のそばにあるので是非!!
地元の駅2013年
なかなか初富駅前立体駐輪場跡地部分が
資材置き場や施工ヤードとして活用されているので
駅舎とヒマラヤスギを一コマに綺麗に収めることができないわけだけれども
初富駅は「彼」に登場して貰いたい。
地元の駅2013年
そして高架化の先に出来上がる駅前広場のシンボルツリーとなるケヤキの木。
地元の駅2013年
初富駅の求心力を支えるものとして
中央文教施設と鎌ヶ谷ショッピングプラザが挙げられるわけだけれども、
生まれ変わる鎌ヶ谷ショッピングプラザはどのような街を体現させていくのだろう。
最終的に作り上げていくのは他ならない駅利用者や地元に暮らす人々なんだけれどさ。

近隣に新鎌ヶ谷駅。
そして国道464号、県道8号、県道57号という交通量の多い道路が近隣に位置しながらも
駅と道路沿いの店舗は中心市街を担ってきているので
比較的ムリなく動線が引ける状況にあるとはいえ
それだけで何とかなるものではなく置かれている状況は厳しい。
定期外利用の降車の減少が著しいのも初富駅の特色の一つだ。
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鎌ヶ谷大仏駅。一日の平均乗降客数は14408人で2010年度比-305人。
実数値では初富駅や北初富駅と並ぶ減少が見受けられるものの、
分母が大きいので傾向はこれらに比べ遥かに緩やかだ。
とはいえ年間での定期外旅客における降車が100万人を割り込んでいるなど
看過できるものではないのも確か。
船橋市内や白井市からの路線バスが設定されているので
木下街道の宿場町の面影や風格を保っている主要地区。
地元の駅2013年
あまり取り上げる機会が多くない鎌ヶ谷大仏駅。
こちらは船橋新京成バスの車庫に隣接している。
鎌ヶ谷線、井草線、小室線、金杉台線、西白井線、古和釜線に
鎌ヶ谷駅のパークサイド循環線や馬込沢駅のドレミ号、
コミュニティーバスききょう号やナッシー号もここに居を構えている。
地元の駅2013年
1番のりばから出発を待つ千葉ジェッツのラッピングバス。
地元の駅2013年
木下街道に面している鎌ヶ谷八幡宮。
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「ムリだとわかっていても〜♪」という歌詞に謳われた鎌ヶ谷大仏。
大黒屋文右衛門が私財で建立して今日もこの場所にあることに価値がある。
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ちばレインボーバスも西船橋駅から木下街道を経て船橋法典駅、
馬込沢駅・鎌ヶ谷大仏駅、そして白井駅へと白井線バスの設定がある。
要所で京成本線、武蔵野線、東武野田線、新京成、北総鉄道と
結んでいる貴重な交通手段だ。
道路構造とその交通量から定刻運行に難点があるとはいえ
その存在価値は捨てがたい。
地元の駅2013年
木下街道に面した鎌ヶ谷大仏駅北口。
地元の駅2013年
こちらは駐輪場側に位置する南口のエレベーター。
地元の駅2013年
「鎌ヶ谷大仏駅」は「大仏」の名前がつく駅というのをPRしているけれど
どういうわけかわからない(種村直樹氏評)ものの関東の駅百選の駅の一つ。
木下街道に位置して駅ビルとバスターミナルがあるからというものの
納得に欠けるのも否めない。
たまに話題に取り上げているけど、
地元の人間で「一応」その評価が下されているっていうのを知っている人は
極めて少数派のような気がしないでもない。
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といっても市内で唯一駅ビルを持つ駅というのは事実ながら
顔ぶれなどは時として移り変わって行きながらも
店舗の努力で維持しているというのが現実なのかもしれない。
空き店舗だったところに間井土が入居。
新宿さぼてんやサンエトワール、酔華などの飲食と
大門歯科に鎌ヶ谷カルチャーセンター、2店舗の美容室などがある。
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駅正面、木下街道向かいの店舗も一時は松屋が入ったものの
現在は空き店舗となっており、趨勢という言葉を用いるのは簡単ながらも
街道沿いに店舗を並べて賑わいを生み出すというスタイルは
遠い時代になっていく事も否めないことなのかもしれない。
ライフサイクルで組み立てていかなければならないわけだけれども
それがどれだけ体現しているのか自問すると……。
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馬込沢駅。一日の平均乗降客数は25998人。微減傾向にある。
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サミットを核とするレランドショッピングセンター側に位置する西口。
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こちらからは鎌ヶ谷グリーンハイツを経て慈祐苑に向かう
船橋新京成バスの路線バスと桐畑行のちばレインボーバスの路線バスの設定が
このロータリーからなされている。
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馬込沢駅もテナントがあるわけだけれども
券売機向かいの状況はご覧のとおり。
ヴィデフランスが入っているものの隣接店舗部分は……。
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鎌ヶ谷市と船橋市の境界として引き合いに出していたスリーエフも閉店。
駅や周辺地域の賑わいというのはライフサイクルも無縁ではないけれども
その乗降客数とも密接な関わりもあり、
増えていく時代はさほど意識しないでもその賑わいの中へ身を置くことができた。
その一方で減っていく時代はどうなのか問いかければ
求める社会を体現する要素をどこまで補えるのか問いかけると
致命的なものが欠けている現状に少なからず気付くはずだ。
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馬込沢駅東口向かいの「船橋市馬込西」に位置するファミリーマートは健在。
店舗は1店舗あれば事足りる、と思うのかもしれないけれども、
個々それぞれに生活があり、それを成り立たせていこうと思うのは
「(他人の)子育てに(も)優しい社会を!!」という人の率直な感想であって
「1店舗あれば事足りる」という感覚はこの事例に限らず
そういうものを葬っていくことに無自覚であってはならない。

丸十タクシーや松宮商事がある。
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先述のちばレインボーバスの西船橋駅〜白井駅・白井車庫行の路線バスの停留所は
木下街道、新鮮市場の近くに位置しており、駅前には入らない構造になっている。
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次第にシンボルとなりつつある
馬込沢駅周辺にひときわ目立つものとなったニコニコ湯の煙突。
もはや市内に公衆浴場は2箇所しかない。
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こちらは正面から見たところ。横丁の突き当たりにニコニコ湯が位置する。
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鎌ヶ谷駅は一日の平均乗降客数が21932人。ほぼ横ばい。
ずっと(いつくらいからだろう)定期外利用で降車が乗車よりも
若干上回る構造にあったものが2011年度では逆転。若干乗車が多くなった。
一般的に「市の玄関」というとこちらを指す事が多い主要駅だった。
基本的に「鎌ヶ谷駅」とは言わない。
鎌ヶ谷大仏駅がある周辺が「鎌ヶ谷」なので
「東武鎌ヶ谷」とか「東鎌」いった略称を用いる傾向にある。
所在地は道野辺中央。
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グランプリを受賞したこともある鎌ヶ谷駅東口ロータリーと駅舎。
それ以上に持続した街づくりや広場の管理に着眼すべきところに価値がある。
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こちらの広場も供用開始から十数年ほど経過したこともあり
当時に建設されたガーラシティは外装面で補修を行っている。
歳月はあっという間で、それに実りを有した人もいれば
自分みたいに何も持ち得ない人間も。それは僕だけか。
こちらのシンボルツリーもヒマラヤスギだ。

初富駅のヒマラヤスギに思い入れ、というのは
この辺の経緯にも基づくところで、慣れ親しんだ存在というのは
自ずと愛着が湧くというのは必定。
そしてまたその運命を思うからこそなおさらに、となるわけだけれども。

長い街づくりとともに
いずれこのヒマラヤスギもそういうものになっていくのだろう。
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こちらはペアーロードのある鎌ヶ谷駅西口。
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西口から正面を見たところ。突き当りに位置するのがペアーロード。
年々形成する店舗が減少傾向にあるのは否めない。
電柱地中化など取り組みが行われているけれども、果たして。
メディアも一時的にこぞってもてはやしたけれども
今日はそういうものもあまり。
これを引き寄せることのできなかった店舗に努力が足りないというのもあれば
翻弄したメディアに落ち度があるというのもあるし、
展望を考えない高揚感を抱かせてしまった
消費者というものにも落ち度があるのは紛れもないこと。

催事の時だけ、というものでは根本的に物事が覆ることはない。
地元の駅2013年
六実駅は15463人の平均乗降客数を抱えている。
定期旅客はかろうじて増加傾向にあるものの、
定期外利用は減少傾向に歯止めがかからず横ばいを保っている。
地元の駅2013年
留置線が残されている駅構内。
始発列車の設定はあれども高柳駅〜逆井駅間にある
七光台車両基地の出張所に基本的に列車は滞泊している。
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正面からの六実駅。ミニストップがセブンイレブンへと変わった。
人々の生活サイクルを体現するかのように店舗が形成されていて
ベットタウンの駅の典型で
駅利用をしていく人は住まいから駅までの動線から広がる要素を
非常に持ち得るライフサイクルにはない事が仄めかされているようで
県道沿いに主たる店舗が立地している。
それもまた交通量に支えられているのも否めないけれども。

立体交差事業の話題で他の地域に話題を振ることが少なかったので
今回改めて一括で触れてみた。
posted by 小林 慶太 at 14:20| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 地元の駅紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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