2011年07月04日

北初富駅近況

さて北初富駅の紹介。非常に立体交差事業の舞台になっている場所なので
このブログでも登場機会の多い場所になっている。

1993年に新京成の新鎌ヶ谷駅開業まで、北総線がこの駅から乗り入れていたし、
一日数本ながら折り返し列車もあった駅。
京成津田沼や新津田沼からの鎌ヶ谷大仏行列車が松戸まで直通するようになったのもこの時期。
そのため初富駅は市街中央に位置しながら、列車本数は他の駅に比べ恵まれていなかった。
この新鎌ヶ谷駅開業を境に北初富駅利用者がシフト。
両駅はわずか800mしか離れていないことがその原因だ。

また次々駅にあたる初富駅も比較的距離が近い。位置関係を道路上で確認すると
県道57号線〜初富交差点〜国道464号という直線距離で結ばれており、
これに対して新京成は初富駅から新鎌ヶ谷駅を通り迂回して
北総線の高架橋と並行して北初富駅に至ることになっている。
北初富駅2011
お馴染み国道464号との北初富1号踏切。北初富駅を出て初富駅方面へ向かう最初の踏切。
駅を出てすぐのところにあたる。撮影しているのは北口にある駐輪場付近から。
ほぼ北初富駅のホームに並行するカタチで伸びている高架線が北総線。

対向式ホームで橋上駅舎。現在の形になって四半世紀ほど経っている。
以前は初富方面側の出入口、つまり南口はなかった。
島式ホームとの違いはあっても、反対のホームに行くのには改札をくぐり、
踏切を渡るという初富駅と同じような感じだった。
現在は対向式ホームで橋上駅舎という構造。

南口には(基本的に上り)エスカレーターがあるけど、南口のほうにはない。
北初富1号踏切付近にはミニストップが06年1月まであった。
現在はすみれ歯科になっている。ほかにじゃんじゃん軒が立地。

近隣にはメガネハットやファミリーブックなど国道464号の交通量や
周辺の住宅地からの需要の受け皿となっている店舗がある。
ちなみにファミリーブックの2階部分には
「ヤマダモンゴル」の看板が出ているものの現在は空き店舗になっている。
また大型店でいうとオリンピック鎌ヶ谷店もその一つ。
このブログを開設した当初は総合食料品スーパーだったものの、
Kマートというディスカウントストア形態を経て今日のホームセンタースタイルに落ち着いている。

というわけで、北初富駅北口以北は
ライフサイクルを支えるスーパーが存在しない地域になっている。
新鎌ヶ谷駅や初富駅が徒歩圏に位置する事からさほど不便を思わない地域と、
移動に対して不便性を感じる地域をともに抱えている状況だ。

北初富駅2011
北口の様子。
隣接している新京成のグループ企業であるエスケーサービスが管理する北初富駅駐輪場。
かつては第2駐輪場だったものが統合された事からも旅客利用者の減少傾向が汲み取れる。
第1駐輪場は現在はハローコンテナ365を管轄するエリアリンクの
「ハローストレージ北初富」となった部分。月極駐車場からの切り替えだ。

また北初富駅は一日平均の乗降客数は多くはない。けれども人がいないわけじゃないんだ。
中沢、初富、初富本町、北初富、串崎新田という周辺の地域にマンションも多いし、
大型店も激戦区。開発には悩む面も多いけど。
北口はこの中でも初富、北初富、串崎新田ならびに
北中沢の一部方面からの利用者の動線を意識している。
なお北初富という地名は初富から分離された地名。駅の所在地は北中沢。
北初富駅2011
こちらはエスカレーターのある南口。
南口の開設は北口よりも後、橋上駅舎化後にあたるわけだけれど
エスカレーターが設置されている通り、こちら側からの利用者が圧倒的に多い。

ききょう号のバス停が北口側にあるのは道路事情による。

手前駅出入口の脇にはシャッターの閉まった店舗が3軒と公衆電話が見える。
そして奥にはみどり幼稚園跡地があり、エステハイツ鎌ヶ谷へと続いている非常に狭い道路がある。
自動車は通れない。
北初富駅2011
南口で一番近いお店であるスーパータカセは大型店相手に大健闘している全日食チェーン店舗。
奥に見えるのが富栄ビルと北初富交差点。
近隣に2カ所の踏切とこの北初富交差点を抱える道路事情が
立体交差事業をさらに複雑なものにしている。
まぁ、そういうのをあらかじめ踏まえて熱意で要望をされているのだとは思いますけど。

東口から国道464号沿いには華屋与兵衛、元気寿司など大型店が出店しているものの、
これも道路を走る自動車からの集客に依存している。
ほかには名倉接骨院や黒木屋伝兵衛という居酒屋さん、
フローラルクボノという花屋さんも並んでいる道路。
紳士服AOKIもかつてはあったものの、現在は新鎌ヶ谷地区へと移転。
店舗跡は宅地化がなされ入居が一通り終わっている。

一応ファイターズタウンへの最寄駅。結構歩くけど。
ここから歩いていく人は「通」ですよね。

一日平均の乗降客数は2009年度で5961人。
減少傾向が顕著な駅だったものの、
08年度比で定期旅客が年間で1万人ほどの増加傾向を導き出している。

これは一日当たり30人ほどってことで、
鎌ヶ谷中学校と鎌ヶ谷小学校の通学利用者との相関関係が背景に存在しているって事は
推測がつくかと思われる。

年単位の話になるけど一時的に徒歩通学だけ、という時期が存在したため。

アクロスシティ以来、顕著なマンション建設は行われていない。
宅地分譲は先ほどのAOKI跡や、鈴木産業の土地などが活用されて行われている。
しかしながらそこまで顕著に新京成の利用客数を底上げするほどに至っていないのが
現実ではないかと思う。

むしろ新鎌ヶ谷へのシフトが顕著で、
その反動が「買い物難民」を生み出しかねない状況に油断はできないところ。
もう既にその予兆が出ているわけで。

posted by 小林 慶太 at 19:59| 千葉 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | 地元の駅紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
色んな店舗を潰してしまう北初富。
新鎌ヶ谷の影響が強いんでしょうね。
Posted by おんだなみ at 2011年07月04日 22:16
コメントありがとうございます。
北初富にとどまらず
新鎌ヶ谷の影響というものが
個々の地域に落としている影は
非常に大きいと思います。
Posted by 筆者 at 2011年07月05日 22:24
ファミリーブックの2階は、今も空き店舗なんですか?
Posted by 文矢 at 2013年08月19日 19:47
文矢様、現在(2013年8月)においては
ファミリーブックが出店する以前に
出店していたスーパーマーケットの
セレクションの研修センターとして
利用がなされているようです。
採用などにおける面接会場にも
用いられています。
店舗にはなっていません。
Posted by 筆者 at 2013年08月19日 21:55
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