2009年07月05日

踏み台

旅の話は月曜日に再開予定ということで、勘弁してください。

今日は上司、一体何時に朝やってきたんだろう……。
とてもそんな事を聞けなかった。
聞いて、どう応えればいい?
そういう事を何も持たない中で生きている自分。

そこまでさせてまで友人を祝う必要性が本当にあるのだろうか。

そういうことをしなかった僕は
もう友人ではないのだな、と我ながら思うばかり。

こんな事を考えながら、
今日はいつも以上の緊張感に苛まれながら仕事をしていた。

日曜日、一般的にうちの会社は休むことができない。
正確にいうと休むことはできるけれど、
その人員体制を考えれば、とても休むことなんてできるわけがないという状況。

「友人の結婚式があるから休みたい」
気軽にいう同じ部署の人の発想を疑う僕は
所詮自分のことしか考えていないのだ。

今の部署は日曜日を正社員3人でまわしている。
非常に慌しい。

休みをとるとしても代わりの人員を補充することはできない。
店長などに相談しても
具体的な支援というものをしてくれるとはとても思えない。
人員は全てにおいて限られているから極限状態で物事をまわしている。

平日も限界ギリギリのシフト体制をしているため、
どこかで必ずまわらない日がやってくる。

普段の日曜日も上司は朝5時に会社にやってきて開店の準備をしている。
それができるのは自動車を運転して会社にやってくる上に独身でいるからで、
公共交通を利用する自分には朝6時ちょっと前にやってくるのがやっと。
何だったら職場の近所にあるビジネスホテルとか
スーパー銭湯で1泊してもいいけど、それを賄うのも実費となれば
僕はそこまでして仕事をする気にもなれない。

それぐらい覇気のない店員だ。

本来の日曜日の勤務時間は7時から18時30分だという中で
そういうのをやっている。

残業代は基本的に所定時間以上は出ない。

仕事量というのに対して現場が適応できる範囲を超えた次元で
物事を進めているのが明らか。

こういう状況下で日曜日に休みをとりたいとは
とてもいえるものではないし、とれるものだとも思っていない
自分には信じられないような言葉だった。

それを上司が拒否すればいいと思うかもしれないけれど、
そういうものを契機に辞められたりすれば、
結果として欠員が生じて補充するのにも時間を要することもあり
当面休むことすらできなくなってしまう事態も当然ありうるから
拒否権というものはあってもないようなもの。

そして自分ひとりが欠けても物事が成り立つと思っているのだとしたら
それこそ普段の自分のやっている仕事というものが疑われるわけで
とても怖くてそういう発想すら自分には到底なかっただけに
何も躊躇せずに結婚式には「行かない」と言ってしまった
自分は本当に友人に対して冷たい人間で、
アツい人はそういうことまでしても祝うことをするのだと思った。

逆の立場になったときに
それを担うことができるのかを思えば到底できない。
それ故なおさら言うこともない。
一方的にそういう条件を受け入れる立場である人は
ずっと同じ状況下に置かれていくのが目に見えているからだ。

あきらめる自分は自己主張のできない人間なのか。
はたまた関係ない人を「信じられない」ような時間に来させて
友人を「おめでとう」と祝うのが友情なのか。

つくづく自分がイヤになる。
結婚式ならいざ知らず、
物故の時を思うとやるせない気がしてならない。

それも当事者であったとしても、
何事もなかったかのように
平静に済ましていく覚悟をできない自分は
職業人として無能なのだと改めて思った。

そういう中で売上げしか求めないお店というものの在り方には
悲観する要素ばかりだ。

今日はそういうわけで自分の所属する部署は
2人という人員で作業を全てこなすことになった。
自分が有能なら、そんな事すら考えることなく
万事滞りなく物事が進んだのだろうけれど、
つくづく上司依存の傾向の高い自分の能力のなさに嫌になった。

posted by 小林 慶太 at 22:19| 千葉 晴れ| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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