果たしてどんなものなのだろうか?
全てが全てというわけではなく、同じものを同じようにやっていくのだって
難しいものだと思うよ。
ライトアップされた大多喜城が見えてきて列車はカーブにさしかかり
デンタルサポート大多喜駅に戻ってきた。
こちらもイルミネーションで彩られた駅舎とホームがお出迎え。
待合室には昨年に続いてクリスマスツリーがあった。
ここから昨年に続いて立ち寄ったお寿司屋さんに向かう。
色んな因果で生涯初めて自分一人で立ち寄ったお寿司屋さん。
これもまた縁なんだろうなぁ。
今夏もそれを意図していたのだけれど、あいにくの定休日だったため
叶わなかったため学習してやってきた。
街は大多喜高校の生徒たちが立ち寄るコンビニエンスストアが復活していて
喜ばしいと思う反面、それを維持していくことを思うと色々と大変なものがある。
町並みは当たり前のように存在しているようでいて
決してそんなものではありえないのだから。
やってきたお寿司屋さんは
今回も忘年会の予約が入っている中でお邪魔する羽目になってしまった。
やっぱり同じようにやってきて同じ空間の中に身を置いて
ご飯を食べる、というものに非常にありがたいものを感じる。
ちなみに頼んだメニューもそっくり同じものに。
こちらのお店にも「ムーミン列車」のポスターが貼ってあった。
自分はこの上ない浮気性な上に可処分所得を考えると
そう頻度を増すこともできないけれど、
それでも意図的にそういうものを導いていく必要があるのではないかとも思う。
別に他の人を思うからというわけではなく、
結果としてそういう積み重ねが自分の身の回りを築いていくからであって
どこまでも自己本位なのかもしれない。
カウンターで目の前に注文を受け、
それを握りながら他の店員さんを指示しつつ、
なおかつその忘年会の準備をこなしていく
板前さんが改めてすごいと思うのと同時に
それだけの仕事を一人でこなしているんだから
少し注文するタイミングを見はからなきゃダメと思うのに
無尽蔵にカウンターで他を見ないで注文を出している
別のお客さんを見てある意味すごいな、と思った。
自分も一人で来なかったら同じようにセカイに浸っていたのかも。
職業柄そういうのを気にする人間。
当たり前のことなんだけど改めてそういうのを思う。
お客さんと板前さんの会話で色々とお店の話を知った。
ふ〜ん、そういう過去があったんですねぇ、とか。
やっぱり今の段階では千葉県内は全市町村踏破を目指して
消費の色彩の濃い旅を敢えてしているけれど、
いずれはそういう風に一定の次元で街との接点を有していった方が
観光というものにおいても
生活の次元においてもいいものなのかもしれない。
意識的に物事にはたらきかけるというのは本当に辛いと思う。
だからといって消費ばかりを重ねていくわけにもいかない。
極力、敢えて反復を想定した旅程を今回は組んだ。
結果として省かれるものもあるのだけれど、
それでも最大限に取り込んだ。
そういうのを考えても自分はつくづく浮気性だと思う。
だからといって同じ事を重ねていくというのにも
またその良さがあると思う。それだって退化とは一概に言えない。
みんなそれぞれに歳を重ねていく。
そういうのを景観や人と確かめ合えるって素晴らしいことかもしれない。
というわけでほとんど昨年と同じような時間帯に駅に戻ってきて
今回は帰路へ着くのだけれど、
結果としてフリー切符でやってきただけで
何も投資をしないままに家路について良かった、良かったというのは
あまりに(たった1本だけど)枕木オーナーとしていかがなものかと思い
グッズを物色。基本的にグッズ収集はしない人間。
グリップボードにメッセージを!というのもあったものの、
例によってメッセージが思い浮かばない。
ちょうど「いすみ鉄道のお歳暮」というポスターがあったので
こちらを窓口にお願いした。
ちなみに僕、自分の勤めている会社でも
棒グラフがあって誰がどれだけお歳暮を買ったのかというものが
貼られていて、それに対して一切買っていないけど、
いすみ鉄道のものは買ってしまいました。
愛社心ないし。こちらは必要だから。(某町のメロンがあれば買うかも)
い鉄揚げ3兄弟とおかき3種類、房総煙まんじゅうというお菓子と
ボールペンにハンドタオル、葉書きにも使えるカレンダーなどが入っているもの。
本当は定価で買うようにしなければいいオーナーとはいえない。
でも実際は販売価格で買ってしまった。
つくづくひどいオーナーだと思う。
だって価格を下げてどれだけ同じ売上げ金額を上げるのには
購買者がどれだけ買えばいいのかって計算する技術を知っているし、
利潤提供も考えれば余計に買わなければいけないのぐらいはわかっているのに。
カレンダーは既に我が家あるんだけどそれでも買ってしまった。
これから箱詰めするので時間を頂くというので
それを待っている間に列車の時刻が迫ってきた。
別に当人(僕)は一本見送っても
次の最終列車が控えているので何ら支障はなかったものの、
この列車に僕を乗せるために駅の方は神経を遣って下さったようだ。
「大原行に乗ります?」という質問を受けている人間は
駅員さんが考えている次元よりもはるかに安易に思っていたというのが
旅の終わりで明らかになる。
イルミネーションが施された駅構内。ムーミンのキャラクターも。
上りホーム。
大多喜高校の生徒たちと列車に揺られて大原駅へ。
全て言い訳で荷物を受け取り、結局は列車に乗ってしまったので整理券を手にすることなく、
フリー切符で今回の乗車を全て済ませてしまった。
真っ暗闇の中で映える運転台の脇は女の子2人組が占拠していたので
時々見えるシルエットで外の様子がわかるくらい。
それでもこの沿線の子達がどうやって家路についているのかがわかる。
決して「何もない」わけじゃない。
列車を降りた自分の「ありがとうございました」という言葉に
どれだけの真実味や見返りがあったのかを思うと空しい。
大原駅のロータリーのイルミネーション。昨年に続いての登場。
こういうのを維持していくのは本当に難しい。
沿線利用者の人がしかるべき役割期待や投資に合う見返りを
準備に携わる人にどの程度応えることができるのかを思うと、
活性化という表面的な部分に秘められた問題を直視せざるを得ないと思う。
精神的な満足感を与えられたとしても
経済的な部分も一方では満たさなければいけないのも紛れもない事実だから。
帰路にやってきたツマヌダ格闘街の聖地。
よりによってどこもかしこもイルミネーション。
それに見合うだけの投資を消費者がしなければ、
それぞれが困窮する状態に陥っていくことをどの程度考えているのだろう?
人口が増えないで、そういうところが増えれば増えるほど
一人あたりしなければならない投資金額やコストが増えていくというのに。
つくづく怖くなる。
家に着いて、いすみ鉄道のお歳暮を開けた。
新社長の方が鉄道好きもあって、そういうのを踏まえた演出。
包み紙に木原線時代からの歴代の車両が描かれたものを使っている。
やっぱりこれも新たに作ったのだと思う。
この包装の様子を見て「時間がかかります」というものを
どの程度考えていたのかを改めて反省する。
「熨斗」などをつけるかどうか尋ねられて不要である旨を告げたから。
それでも丁寧に包装を剥がすときに、改めてその包装の手間というものと
時間との葛藤にやっていただいた方を追い込んでしまったのかを思う。
キッチリと箱詰めされていてムーミン列車のビラや
大多喜町の観光パンフレット、スタンプラリーの用紙が
折り込まれているのと同時に
「来なきゃおいねーからよ」との文言の書かれた商品案内の紙に至るまでが封入されていた。
パンフレットなどもリニューアルされているし、
それにはしかるべきコストがかかっている。
僕はここまで持ち帰りを前提としながら
キッチリと箱詰めして頂けると思ってなかった。
それだけに気軽に申し込んでしまったことは
自分も職業に携わる人間として、ありがたいという思いを越えて
一方で申し訳ないと思うばかりだった。
本当につくづく何も考えていない。
だからこそその駅員さんの「列車に乗りますか」という問いに
もっと配慮や気転の利かせた答えができたのではないかと思う。
例えば列車が過ぎ去ったあとにひょっこりと姿を見せて注文するとか、
もしくはお寿司屋さんに寄る前にじっくり時間をかけるとか、
「乗らない」って回答して夜の城下を歩くとか、
いくらでもできたのに……。
たった1本の枕木とは言ったってオーナーで、
しかも大きな会社じゃないのにそういうものを考えていないなんて
つくづくひどいものだとも。
そういうのを自負するんだったらどんな人が働いているのか
意識的に物事についてはたらきかけなきゃいけないのに
こんな体たらく。
本当は定価で買わなきゃいけないよなぁ。
それに一回買った、で物事を終わらせると
話(鉄道路線存続)が続かなくなるから定期的需要が必要になるわけで
しかるべき投資を重ねる必要が出てくる。
これをいかに消費者としてムリのない次元で成り立たせるのか
非常に難しい話。
グッズは重宝してとっておく、だけだと話が続かないので
コレクションする勢いで買う
(経済的には理に叶っているけど、エコかどうかという話になる)
もしくは一定水準の頻度で買い換える、という
そういうことも考えていかなければいけない。
お菓子も食べて、買わなきゃ。
そりゃ食べるけど、どこまで食べられるか、考えると大変。
で、一番の問題は鉄道の利用。
う〜ん、千葉県内全市町村踏破という壮大な目標があるから
一度踏破したところには極力行かないようにしているんだけど……。
しかも今回の利用は事実上無料なのだから
回数としてカウントされないも同然。
また鉄道路線を利用しなければいけない理由が増えてしまった。
ご用件は何でしょう?
なければつくって出かけますよ。少なくとも再会するっていう用件があるんですから。
明日は09年12月21日に開催されたけやきネットの話。
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